ほいほい枝切れる 【よもやま話・882字】
春の花に目を細めた女の
紅が差すは鼻の下
すっと流れ落ちる鼻水が光る
先週に引き続き、庭木とたわむれている。先週は、高枝電動のこぎりなるものを使って木の枝を切った。この道具が思いのほか重くて、筋肉痛にあえいだ。
さて、今週は、切った木の枝を50cm程度の長さに短く切りそろえる作業をする。この作業は、これまでは電動のこぎりを使ってエンヤコラ行なっていた。今回からは新たなアイテムを導入した。そのアイテムが本記事の主役である(アフィリエイトではありません)。
充電式の電動剪定バサミである。中国製の品だ。
これが、すごい。
何がすごいかというと、まず、この道具、作動時の音が素晴らしい。ターミネーターだったか、ロボコップだったか、こういう音がしていたような気がする。「ウィン、ウィン」という音、素晴らしい。
そして、ものすごく切れる。とにかく、すごい。トリガーを押せば「ウィン」と刃が動き、スパンと切れる。紙を切るハサミで紙を切るよりも力が要らない。もう楽しいぐらいによく切れる。径3cm程度までの枝がスパスパ切れる。
電のこではなかなか切れなかった藤つるも難なく切れる。つるを切って除去することを「つる切り」というそうだ。林業で行われる保育作業の一つなのだとウィキにあった。その作業も、このハサミがあれば何のその。
バッテリー消費効率もよいと思われる。1時間ほど使用したが、まだ余っていた。
重さは1kg強あるので、作業後、前腕に疲労感が多少は出るが、電のこに比べればはるかに軽いから楽。
問題は、怖いということ。手指ぐらいは簡単に切り落とせると思われる。一心一向で臨まねばなるまい。
気になるのは、木の堅さがまるで分からなくなること。トリガーの抵抗感は、堅い木だろうが、柔らかい木だろうが、全て同じ。それがいいのか、悪いのか。
道具というのは、やはり楽しいのかもしれない。この新しい道具によって、手動の剪定バサミはもちろん、電のこの出番も少なくなった。はてさて、それがいいのか、悪いのか。
新しくて便利なものが手に入れば、御役御免となるものが出る。自分に重ね合わせると、なんだか複雑でもある。
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