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育成塾に参加しての感想

どの講義,どの実験後もその先が気になった4日間.そして同志と思えるような友人達と意見を交わした時間.私の中で物の見方が大きく変わった.その中でも特に心に残ったのが鈴木寛先生の『公共哲学』の講話だ.私は将来,経済やビジネスを通じて科学と人々を繋げられるような存在になりたいと考えている.そのためにまずは自分が科学の世界を知りたいと思い育成塾に参加した.前半で科学者達から多くを学び,研究を続けていくことの面白さと同時に難しさを感じた.どんなに素晴らしい科学者でも必要な環境や支援がないと成果をあげられない.そのために裏方で活躍する一人が鈴木先生だった.例えばワクチンを打つ順番.どれも正しい答えだが,どう決定しても誰かにとっては満足のいかない結果になる.必ず敵も味方もたくさん作ってしまうと仰っていた.それを聞いた時,私はなぜそんな辛いことを進んでやるのか疑問に思った.対して誰かがやらなければならないことに進んで挑戦して欲しいという願い.まさに今の日本に必要な言葉だと思う.私も他人事にせず,新たな問題にも仲間と協力して知識と経験を組み合わせながら解決に繋げていきたい.今回聴いた先生方のお話し一言一言がこれからの私の原動力になるだろう.そして人々の生活が豊かになるような科学が多くへ届くよう,創造力と強さを持ちながら未来を見据えて行動していきたい.次のワクワクを探して私は歩み始めている.



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