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心の底から新しい取り組みを肯定できるか

このnoteは、毎週月曜日の朝に全メンバーに対して伝えているメッセージを可能な限りそのまま記載したものになります。

なので、読む時は、弊社の社員になったつもりで読んでいただくか、自身が会社やチームのメンバーに対して伝えていることを想像して読んでいただくと良いかと思います。

自分の備忘録ではあるものの、同じようなリーダー、経営者のみなさんにとって役に立つものになればと考えています。

少しでも役立つことがあれば「スキ♡」してもらえると、活力になります。

ここから、全体へ伝えた内容です。

今週の注目バリューは「感謝」にしましょう。

※弊社では、バリュー浸透プロジェクトを実行中です。

理由は、以下の通りです。

13期も終わりが近づいてきた中でこの1年間走り切れたのは、お金を払っていただけるお客様やメンバーであるみなさんたちのおかげなのはもちろんのこと、業務委託エンジニアさん、アルバイトさん、ライターさん、広告代理店、細かい雑務を受けてくれるアウトソース先、顧客をご紹介してくれる対外的な方、パートナー企業などなど、数え切れないほどの会社、人たちのおかげなのです。

決して、私のチカラでもなければ、みなさん一人だけのチカラでもない。でも、継続すること、積み重ねること、合わせることでものすごく大きなものにすることができた。

ミッションにも掲げている、「独創」を実現する足掛かりの一年になったと思っています。

単純に「感謝」という言葉に目を向けてほしいのではなく現在の状態が「当たり前ではない」ということに目を向けてほしい。

先週、「自社サービスの理解」でも似たようなことを伝えましたが、1年が終わろうとしている今、上記のことを改めて理解し、まだまだ足りていないこと、どうしたらもっとよくできるかを考えてもらえたら嬉しいです。一緒にもっと上を目指そう。よろしくお願いします。

※先週、伝えたこと

今回のテーマは、「心の底から新しい取り組みを肯定できるか」

テストマーケであれ、新規事業であれ、お金を稼げていない、うまくいっていないものに対しては批判が集まりやすいことは理解しています。

自分たちが関与しておらず、うまくいっていないものを目の当たりにするとどんな感情を抱くかというと、

「私たちが稼いだお金が注ぎ込まれている」

「あれさえなければ、賞与がもっと出たかもしれない」

「本当に、あの人(このサービス)でいいのか」

こんなことを考える人が多いです。私も昔の職場で同様に感じていた時期がありましたのでよくわかります。以前の職場は今よりももっとクローズな環境だったので、入ってくる情報は断片的で、噂、陰口などが膨らんで耳に入っているという状態。新規事業への批判のみならず、人間関係もよくありませんでした。

こちらについては、正論をかざされたら勝てません。おっしゃる通りです。稼げているお金があるから、新しいことが仕掛けられるのです。ということは、うまくいかなければ稼いだお金が消えることになります。全体MTGでも話しをしたことがありますが「賞与に期待する会社にしない」は、この辺りにかかっています。

どれだけ利益が出たとしても、全てを新規事業に注ぎ込むことはあり得るからです。そして一般的には失敗する確率の方が高いのだと思います。

古いメンバーには、一つ思い出してほしいことがあります。(知らないメンバーはチーム内で話しを聞いてみてください)

ゼロから始まったサービスが、担当者変更とともに無料アカウントが一気に1000社超えるも、売上は伸び悩み。毎月の報告は「またか」とばかりにリソース問題の連発。気になるが出てこない正確な販管費。そうこうしているうちに、新しいツールを新しく始めるという大きな決断。

本当に、大丈夫なのか。どうなっているのか。いつまでやるのか。

言い方は悪いかもしれないけど、多かれ少なかれ全員が思っていたのではないでしょうか。私は、どちらの考えや思いもわかる(理解しなければいけない)立場にいました。批判的な気持ちもゼロではありませんでしたが、任せた以上は任せよう。と言い聞かせていたと思います。むしろ、今振り返ると、全体MTGを一緒にやることが間違っていたのかもしれません。

でも、それはそれで「あれは、どうなっているんだ!情報が分断されてる!」という人が必ず出てくるんですよね。そして「前よりも風通しが悪くなった。」みたいなことを言われたりします。これ、本当です。雰囲気の良い会社を目指していれば目指しているほど、自分に情報が入ってこないことに対して腹を立てる人が出現します。でもそれは、必要のない情報だから自分に入ってこないだけなんです。

当時は、ある意味セーフティネットが張られていたので、誰も止めることができなかった。要するに、なにかを思っても主張できなかったですよね。経営陣も意図的にそういう環境にしていたと思います。

そこから、突然の退職。

致し方なく、別チームの発足。

あれよあれよと売上目標達成。赤字から黒字へ。

新チームのおかげは大いにあります。でも、あの時、新しいサービスを社内の意見や投票で方向性を決めていたら、今、サービスがないどころか、マンションリサーチという会社の存続すら怪しいかもしれません。

間違いなく、今の人数を養える状況ではありませんでした。冗談ではなく、本当に。

ここで伝えたいのは、新しいことに対して黙っていろ。ということを言いたいのではなく、むしろ逆です。これからもどんどん新しいことにチャレンジはするし、みんなで稼いだお金を無駄にしてしまうことがある。ただし、そうしないと、3年後、5年後、会社が存在していないかもしれない。だからこそ、全員がチャレンジし続けないといけないのです。

加えてこれは、テストマーケや新規事業に限ったことではありません。既存事業のより良い改修、新しい機能の追加、新しい集客の施策などにも言えます。改修が失敗することだってありますよね。新しいDMが失敗することだってあります。ことさら、新しいサービスだけがお金を使ってうまくいかないわけではないのです。

なぜこんなことを改めて伝えているのかというと、これはうちのビジョンだからです。

実現したい世界を
誰もが何度でも挑戦できる環境をつくり、
「不動産 × IT」を通じて
住まいの困ったを解決する

体現するのは、会社であり、私であり、メンバーであるみなさんなのです。

チャレンジしている内容に意見をするのは簡単です。実際にやるのは、何倍も大変。だから、体現する当事者になってほしいですし、体現している人を理解する人であってほしいと思います。

現在のテストマーケや新規事業は私マターで始まっているものですが、これからはどんどんみんなに挑戦してもらいたい。既存のサービスのブラッシュアップも含めて。

もちろん失敗ありきではいけないけれど、チャレンジしなければ失敗はない、失敗がなければ次はない。これの繰り返しです。

積極的にチャレンジをして結果を出した人が一番評価されるのは当たり前ですが、次に評価されるべき人は、チャレンジして失敗した人です。

定性的ですが、評価の高い順番は以下の通りです。

・積極的にチャレンジをして結果を出した人
・積極的にチャレンジをして失敗した人

・言われたことをやって、運良く結果を出した人
・言われたことをやって、結果が出ない人
・言われたこともできない人

半期振り返りも近いですが、出た結果(良いところ)だけでなく、どんなことにチャレンジして失敗したのか。そもそもチャレンジしたのか。自問自答してみてください。

入社からまもないメンバーは、9月からの自身の活動の参考にしてもらえればと思います。


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