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呟きとメモ

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つぶやきやメモを集めたものです。新聞や本で見つけた言葉も含まれています。
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2021年11月の記事一覧

9月10日以降、感染者の東京での急激な減少を的中させたAIは、第6波のピークは、1月中旬で、ピークでも東京で370人ほどだと予想している。
これはAIの能力を知るのに興味深い数字なので憶えておこう。新たな株の流行が前提となっているかどうかは分からない。
23日の毎日新聞より

11月23日の新聞、まだ読んでいなかったが、大谷選手が「国民栄誉賞まだ早い」と言って辞退したという。
全く感服の限りだ。
この人は、スポーツ精神とともに人格も相当に磨かれているのだなと感じいった。

11月23日毎日新聞余録に「消息」の意味が書いてあった。「息を消す」でも「消し息む」でもなく、「死と生」のセットで安否の意味だとあった。
なるほどそうだったのか。そのあと、例によって彭帥さんの政治的話題に展開した。

山田詠美のゴールデン街とMUGEN

山田詠美のゴールデン街とMUGEN

 今週は、この作家のMUGENでの思い出が語られているが、先週は、ゴールデン街で見聞きしたことが書いてあった。

 彼女はゴールデン街でもバイトをしながら、売れている作家とまだ売れてない作家の会話を観察し、こうスケッチしている。

 すでに売れている作家が、まだ売れてない作家について言う「あいつは才能あるのにまだチャンスに恵まれてないだけなんだよな」みたいなことば。これは何だかいやらしい、と。そし

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「いきいきと語っていたおばあさんのもとへ、おじいさんが帰ってくる。とたんにおばあさんの語りが没個性的になる。そのうえおじいさんは話に参加して<極めて好意的で常識的な概念化>を加えてしまう。それは著者の聞きたい言葉ではないのだ。」森崎和江著『まっくら』についての渡邊十絲子評より

「間違ったことで予選で消えていく演奏に心惹かれるものもあった。舞台での緊張とは別に、語りえないものを求めるからこそ、口ごもり、間違う。」今日の毎日新聞、梅津時比古の「ショパンコンクール」より

相撲に勝ち負けはない。いい相撲とよくない相撲があるだけだ、と言ったら小林秀雄風になってしまうが、実際、自分が見たいのはいい相撲だけだ。勝ち負けはどうでもいい。そんなのは見る自分には関係ない。一番一番いい相撲をとる力士を評価する。

「年金にたまにゃボーナスつけて欲し」(東京 カズーリ)
これも今日の毎日新聞の川柳から。多くの年金生活者にとって、これはきわめてリアルな、切実な、悲哀感溢れる実感。
「世の中が分かりだしたがもう寿命」という土生肇さんの今日の川柳と合わせて読むと、いずれも真理ながら、いっそう切実。

「世の中が分かりだしたがもう寿命」(貝塚 土生肇)
今日の毎日新聞に載っていた川柳。これは真実だなぁと思う。
世の中なんて大したことない、相手にしない、そんなのすぐ分かると思ったのは若いころ。
そんな傲慢な自分は、世の中から大きなしっぺ返しをくらい、失意のまま今に至る…

大谷選手、自分で目標を達成したと思う日は、「おそらく来ない」。
すごい答えだ。これからもっともっと努力していくんだという、一流選手ならではの日頃からの自覚が、即座にこのような答えになったのだろう。

今日の毎日新聞記事で興味深く読んだのは、「野党共闘 今後は」の「論点」、不思議に思っていた「維新の衆院選躍進」を鶴見泰寿氏がバランスよく綴った「記者の目」、それから村尾哲氏の「アイフォーンなぜ?」だった。iPhoneは買い替え検討に役立ちそう。

大相撲

大相撲

 私は時々TVで大相撲を見る。贔屓の力士というのはない。ただ、真剣で、面白い相撲を見たいからだ。
 だが、ときどき、まだ負けていないのに、途中で力が抜けたように負けてしまう力士がいる相撲を見ることがある。これは、怪我を恐れてなのか、だとすればやむを得ない面もあるが、見ていて何だよという感じもする。
 意外さとか、滅多に見られない技とか、胸のすくような技とか、力を出し尽くしたとか、そうした相撲が見た

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『世界史のなかの東アジアの奇跡』という本が今日の毎日新聞にある賞を受賞したと紹介されていた。
「産業革命の拡大発展が世界的に広まった」というのは西洋中心の史観らしい。これは資本集約型で資源集約型の発展経路をたどるのに対し、東アジアは労働集約型の経済が進展すると捉えるらしい。

バイオリンは何処に?

バイオリンは何処に?

 小倉孝保氏が書いた今日の毎日新聞コラム「靴磨きとバイオリン」を何度も読み返してしまった。
 それはメニューインの「昼間、町を掃除する人々が、夜には四重奏を演奏する世界にしたい」という言葉も紹介していた。

 1951年の来日の時、メニューインは、生活を切り詰め、靴磨きをして800円を貯め、演奏を聴いてくれた馬場宏智さんにサイン入りのバイオリンを贈ったことがある。
 1982年、彼は馬場さんに再会

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