「いきいきと語っていたおばあさんのもとへ、おじいさんが帰ってくる。とたんにおばあさんの語りが没個性的になる。そのうえおじいさんは話に参加して<極めて好意的で常識的な概念化>を加えてしまう。それは著者の聞きたい言葉ではないのだ。」森崎和江著『まっくら』についての渡邊十絲子評より

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