ヨガでADHDの困りごとは改善するのか? #4
バーバパパにどハマり中!3才息子(ASD)と1才の娘を子育て中のリケジョママのページにお越しいいただき、ありがとうございます😊
ヨガ・瞑想と発達障害の研究
について、特集しています。
まえがき
ヨガと瞑想の講師であり、研究論文を調べるのが好きなリケジョママが、ヨガ・瞑想と発達障害に関する研究論文を分かりやすく要約してお届けしています。
ヨガや瞑想に関する発達障害への効果は、国内ではいまだ「メンタルの安定に良い」といった一般的な見解が、少し紹介されている程度にとどまります。
しかし、海外文献を読んでみると、ASDやADHD特有の困りごとに幅広く効果があると示唆されています。
一つ一つの文献を紹介していき、ヨガと発達障害に関する文献の図書館のような場所を目指して参ります。
文献を探す時は、こちらから ▼
ADHDの子どもがヨガをすると…
さて、本題です。今日ご紹介するのは、アメリカで行われた研究です。
①対象
中学3年生(アメリカのGrade9)のお子さん174名
②何をしたの?
ヨガグループ(123名)とコントロールグループ(51名)に分かれ、12週間過ごしてもらった。
ヨガグループに振り分けられた子どもたちだけ体育の時間に、週2回、ヨガ18分と瞑想7分の計25分のレッスンを受講する
③結果は?
ヨガと瞑想を実施したグループのみ、
☑︎注意力と多動性の自己評価が改善した。
中学生には瞑想の方が人気?
この研究、12週間ヨガをやってもらった後に、受講した生徒にこんなことを聞いています。
ヨガが役に立ったと思う人は57人(65%)
瞑想が役に立ったと思う人は65人(74%)
その上で、
ヨガを継続したい人は31人(36%)
瞑想を継続したい人は46人(52%)
理由までは言及していませんでしたが、ヨガより瞑想の方が中学生ウケは良かったようです。
リケジョママから一言
この研究、ADHDではないお子さんが対象です。それでも、ヨガと瞑想で注意力や多動性が改善するという研究でしたね。
実施後のアンケートで、ヨガよりも瞑想の方が人気なのが意外でした。瞑想の方が手軽に、短い時間で取り組めるからでしょうか?
確かに、私自身もヨガより瞑想の方が日常生活に組み込みやすいです。
何か突発的に心が揺れる出来事が起きた時に、すぐに実施してメリットを享受できるのも瞑想の良いところですね🧘♀️
ということで、「発達障害×ヨガ・瞑想」のエビデンスを毎週ご紹介しています。他の論文を探すときは、こちらから ▼
こういった研究結果を元にした
記事執筆などの仕事も請け負っています。
ご興味ある方はこちらをご覧ください ▼
改めて、
このまとめが役に立つことを心より願います。
どうぞよしなに。
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📖ご紹介した文献はこちら ▼
https://www.liebertpub.com/doi/10.1089/acm.2020.0126