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8.MINAMATA

またまたご無沙汰になってしまいました‥

相変わらず落ち着かない世の中ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

私は、最近になってようやく社会人ぽい日々を送るようになりました。
頭に入れなきゃいけないことが多すぎて頭がパンクしそうですが😂

前置きはこれくらいにして、今日観た映画の感想を忘れないうちに書かせてください。

その作品は、今回のタイトルにもある MINAMATA

あ、もちろんネタバレは最大限回避してます。
とはいえ、ほーーんの少しだけ作中のことに触れてます。

この作品の概要は割愛するので公式HP見てください。
私が説明するより間違いなく分かりやすいと思うので笑

観たばかりで、忘れないうちに半殴り書き状態で書いてますが、
大きく以下の観点で書こうと思います。


1.公害

水俣病が引き起こした惨状をはじめ、
被害者とチッソ(水俣病を起こした企業)の対立などが
ドキュメンタリーチックに描かれているのだけど、

水俣病について知らなすぎて衝撃を受けた。

工場が有害物質出したことで近隣住民が苦しんだ、
というとてもざっくりとした認識しかなかったから。

昔学校で習ったなあ〜でも詳しいことは知らないな〜と
私と同じように感じている人も少なくないのでは?

学校はもっとこういうことを詳しく教えるべきだと思うし、
マスコミだってちゃんと伝えなくてはならないだろうと強く感じた。

もちろん知らなすぎた私自身も反省してるけど。

日本人として知っておかなくてはならないことってたくさんあると思う。
核とか、戦争とか、原発とか、こうした中に公害も含まれるべきではないかと。

とりあえずさっきから作品関係の記事やwikiを読んでるけど、
じっくり学ばないと。
水俣にも行ってこの目で今の現地を見てみたい。

あとエンドロールで、世界中の公害が紹介されてたんだけど、
聞いたこともないものが圧倒的に多くて。
また衝撃を受けたし恥じらいも感じたわ。

コロナや政治のことも大事だけど、
環境に世界に地球にもっと目を向けなくてはならないと改めて感じた‥

大学で国際政治を専攻しときながら、
今になってこんなこと思ってる自分にもまた反省。

2.写真

今作で描かれている1970年代前半は、
スマホはおろか、携帯もPCもデジカメもない時代。

そんな時代だからこそ、
写真で残すことは今より遥かに重みがあったと思う。

写真は嘘をつかない。

主人公の写真家 ウィリアム・ユージン・スミスさんは、
命懸けで、病気と闘う水俣の人々や町を撮り続け、
自らの手で現像する。

劇中に実際の作品が何点か登場し、
どれも美しくも真っ直ぐ力強いものだった。
でも、中身は重たいはずなのに不思議と暗い気持ちにはならない。

彼の代表作 Tomoko and Mother in the Bath
この1枚に、水俣病患者とその家族からの愛情
そして、彼が必死に伝えようとしたMINAMATAそのものが詰まっている。

私は恥ずかしいことに、彼のことも作品のことも知らなかった。

月1ペースで映画を観に行っている私だけど、
予告以外の前情報は入れずに行くことがほとんどであるものの、
今作に関しては少し調べてから行かなきゃな、と何となく感じ、
数日前に調べたのだけど、正解だった。

これから観る方は、
彼と、この作品については一目調べてから観ることをオススメします。

こうして私はさっき、
ユージンさんが水俣で撮った写真集 MINAMATAをポチった。

次に、最も印象的だった、ユージンさんのセリフ

写真は撮る者の魂も奪われる

彼はどうして、どんな上手い言葉を並べるよりも遥かに伝える力の強い、
数々の写真を撮れたのか。

それは魂を捧げ、全身全霊でシャッターを切っていたからだと感じた。

感情的になってはダメだ
伝えたいことを忘れるな

とも言っていた。

魂を込めることと感情的になることとは違う。

喜怒哀楽など感情に流されては、写真で伝えたいことがブレてしまうのだ。

この言葉は、とても勉強になった。

私自身、ただ写真を撮って満足するだけでなく、
写真を通じて、色々なことや気持ちを伝えたいと思ってやってきている。

綺麗だな、とか珍しいな、などと感じたら、
何を伝えたいのか、もっと明確にしないと、
彼のような高い伝導力を持つ写真は撮れない。

写真は嘘をつかない。

3.まとめ

眠い目擦りながらも、どうしても寝るまでに書きたくて急ぎで書いてしまった感想、いかがでしたでしょうか?

最後に、細々とした個人の感想を…😇

久しぶりの真田広之やばい!!流石は世界のヒロユキサナダ
國村隼はどうしてあんなにも悪いオジサンの役が似合うの笑
俺たちの浅野ー!!
加瀬亮は歳とともに味が増してる気が
ジョニーデップは良くも悪くもジョニーデップを消してたね

実は就活時代、報道カメラマンにも憧れて応募しようか迷ったけど、
狭き門すぎて諦めた。
けどこの映画を観て、やってみたい欲がまた湧いてきてしまった‥

あと自家現像のシーンがたくさん出てきて(これがまた大事なシーン)
やってみたくなった!
大学の暗室使わせて‥(老害)

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とにかく、日本人としてきちんと知っておくべき水俣病がテーマなので、
みんなが観るべきだと思う。
水俣病は絶対に風化させてはならない。
私ももっと学んで、自分にできることはないか考える必要もある。

写真をやる人にももちろんオススメ。
というか何なら最初はそれ目当てで観に行った。

写真というメディアの価値を改めて感じた。
明日から、もっと被写体に集中して、伝えたいことが伝わる写真を目指す。

音楽は坂本龍一さん。
曲の感想はここには書かないけど、音楽にもちゃんと耳を傾けてほしい

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
みなさんぜひ、MINAMATAを観に行ってください。

ではまた。
書きたいネタはたくさんあるので、頑張って時間作ってまた書きます



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