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【商業出版する方法+α4】〜ビジネス書・実用書界のエバンジェリストでありたい。

ビジネス書・実用書の出版コンサルタントであり編集者の渡辺です。

実は明日、私は誕生日なんです。
9月14日の夕方に生誕。私の他にも同日生まれた女性がおりまして。ええ、双子なんです私!バリバリの一卵性双生児。

ということは置いておくとしても、、、KADOKAWAを辞めて独立してまる3年が経ちます。
出版の仕事を引き続きしているわけなんですけど、改めて誕生日を迎えるに、今の仕事に対し思ったことがあります。 

それはね、私は単なるアウトソーシング系の編集者でも、出版コンサルでもなく「出版界のエバンジェリスト」でありたい、ということ。  

ビジネス書や実用書の出版の世界は、はっきり言ってその内実は門外不出、一見さんお断り、他業界では考えられない独特の商習慣(委託販売制など)が横たわっています。
ぶっちゃけ、一般の人はこの出版界のことを9割正確に理解はできていません。
 そして、本を出したいと思っている人はゴマンといるけど、その目標が叶えられるのは全体の2割程度にとどまっているのも現実。 
かつ出版活動が続けられる著者も「一握り」です。
 一発屋で終わっている人もいますし、それを生み出している業界であるのも現実。
最近はすでに本を出している「著者」の方が、私の発信に敏感になっていたり、出版のご相談やコンサルにもお越しいただく比率が高くなっています。 

本来は、出版社だって編集者だって、重版かかる人(著者)や有益なコンテンツを育みたい。 このジレンマをどう埋めるか、それが今後の問題になってくるのではと考えます。 

そこで私は「せめて現場で編集者としてやってたのだから、出版社にとっては有益な著者を迎え入れたい、著者候補の人にとっては出版社と円滑にお付き合いできる方やコンテンツであってほしい。何より読者が喜んで”購読”できる本作りを支援したい」という思いがKADOKAWA時代よりありました。

 自分の経験を生かしてできる仕事、というのが今のビジネスではあるけど、それ以上に本のビジネスも見捨てきれないんだよなあ。。

あとは「出版プロデューサー」という仕事への疑念もあったかも。 ともかくも出版社の思惑と異なった情報を、著者候補に伝えている場合が多い。どういうことかというと、本を出したい!人がクライアントなので、その人のモチベーションを上げることしか考えていないんですよ。
要は「甘い囁き」みたいな?
 だから、ある意味正確に出版の世界をご理解いただいてないなーって感覚を嫌というほど味わってきました。

私が結構厳しめなことを言うのも「これ」なんです。
>ブランディング出版なんて、出版社も読者も本質的に求めてない。
> 自身のビジネスの広告ツールの一環だなんて・・・「広告」は本になりません。広告ツールとして本としてやりたいなら、冊子にしたり、自費的にオンデマンドや電子出版するほうがビジネスとして成功しますよ。
>思いや経験をまとめたい??自分史の領域です。自費本制作してもらった方が、幸せになれますよ。
>商業本は「あなたの本を出版します」のような「ボランティア事業」ではないです。
>A4一枚で企画書は書け!?誰か編集者が言ったのでしょうか。少なくとも私は、会社員編集者時代A4一枚の企画書を採用したことは一度もありません。 

とまあ、また厳しさが出てしまったし、賛否の意見も多いでしょう。 ただどうにも「勘違いしやすいグレーゾーン」を行き来するのがビジネス書や実用書の特性だったりもするので、その辺をもうちょっと適切に「出版したい!」の人に理解いただけるといいな、と思うわけです。 

その意味でも「エバンジェリスト」である、という位置付け=出版の世界の裏事情も含めて「伝道活動する」は私にとっての使命なのかな、って思っているわけです。 

(続く)


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