【商業出版する方法+α212】出版は「自分なりのイメージや思い込み」だけで動かない方が得策ですよ、て話。
元KADOKAWAのビジネス・実用書出版コンサルタント/編集者/ビジネスプロデューサーの渡邉です。
最初からはっきり言っちゃいますが。。
商業本で勘違いしてほしくないのは「高尚な作品を作る」にならないで、ってこと。
特にビジネス・実用書は「ビジネスコンテンツ・パッケージ商品」であって、芸術作品ではないです。
加えて「エンタメ性」も大事で「ただ真面目でいい事だけ書いてるテキスト(教科書)」になっても良くない。
よく「文献的にまとめたい」「いいことやってるから、残したい」って、格調高い感じで、出版相談来られる経営者も多いんだが、それだったら「自費出版」で十分です。
格安のオンデマンド出版でも、良いことないですか?
コンテンツが「まとまる」んだから。
目的は達成されるよ。
でも商業本の出版社は「商品」を作っているんです。
メーカーなんです。
だから、1冊でも多く売れるものを作りたい。
とはいえ出版は「社会公器」的な側面も忘れてはいけないので、その辺出版企画の内容のバランスは・・難しいこと否めませんが。
・ジャーナリスティックなパッケージングであることは承知だが、「商品力もある!クオリティの高い本」にもしたい
こんな感覚で、現場の編集者も知恵を絞ってがんばってます(のはず)。
そしてね、やっぱ「大衆性・一般民衆性の高さ」っていうのも大事だと思うんですよ。
とっつきやすい、っていうか。
敷居が低いっていうか。。
そういう本の方が、どうあったって売れやすい。
汎用性が高くなりますからね。
人によってはさー・・・
「なんだよ、あんなくだらない!」とか言っちゃう・・・みたいな本さね。
くだらなくて、内容薄くて、おんなこどもが読むような簡単な本なんか・・!とか思っているあなた。
いや、、でもそういう本の方が、圧倒的に支持されていて、ベストセラーになっていること多いんですけど(笑。
利益至上主義ではないが、、
儲かった方がいいのは当たり前ですわ。
もちろん専門性の高いものを、専門性の高いものも求める人のために出版、ってことも往々にしてありますよ。
ただ「ガンガン売れる」「ベストセラーにはなりにくい」ってことはこれまでの出版市場が完全証明しているので、ここは基本的なマーケセオリー通り。
いずれにせよ「出版業界」のことを、自分のイメージで塗り固めたいことですね。
まだまだ「自分勝手なイメージで塗り固める」人、めっちゃ多いんで、申し訳ないですが、引き続き口酸っぱく「打ち砕いていきたい」と思います(笑。
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