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小5の息子をセブ島スラム街の孤児院へ行かせた話 #2「あいのり?に迷い込んだ坊主」

闘いの末VISAを勝ち取り、

後は出発までに体調と荷物を整えるだけとなりました。

二週間も可愛い可愛い可愛過ぎる息子と離れるなんて初めての事だったので、
その間自分がどうなるかの想像は追いついていませんでした。

出発の前に一度事前ミーティングがあり、
一緒に行く方たちとの顔合わせ、持ち物確認、向こうでの活動について代表の方から説明があるとのことで埼玉のどこかの駅(すみません思い出せません、、、)に集合し、公民館の会議室のような所へ皆で移動しました。

まだ自己紹介をする前だったので、微妙な空気が流れつつ皆離れないようにペースを合わせながらぞろぞろと歩きました。
10分くらいすると古びた公民館へ到着。

その日の参加者は息子を入れて4名でした。日程が合わない方の為に二回開催してくださり、関西地区在住の方は関西で開催していたそうです。

息子以外は、男性1名女性2名で皆大学生でした。私は当日参加しないので、なるべく存在感を消して発言は控え息子に喋らせるように大人しくしていました。

キラキラと今時の大学生たちが自己紹介している風景はまるで「あいのり」のワンシーンを見ているようでした。
若いっていいなー。
そこに紛れ込んだ?込まされた?坊主が一人。

ひたすらおちゃらけていた時代は過ぎ、
ちょっとぶっきらぼうな感じの振る舞いをするようになっていたお年頃の息子は、愛想も無く気の利いた事も言わずとりあえず自分の名前と参加理由「強制的に参加させられました」ということだけ伝えていました。

活動場所や、いつどこへ行く等のスケジュールは決まっているものの
現地で子どもたちと何をしたいか、それには何を準備する必要があるか、誰が持っていくか等について皆で話をしていました。

観光に行く訳ではないので写真撮影、通訳(英語が得意な人)、リーダー等それぞれ一つ係を担当することになっていて係決めをしていました。
どれをとっても息子ができそうなものは無かったのですが、、、
補助をやるなり何なりしなさいなと私は口を出さずに見守っていました。

そしてこの日重めの荷物を持ち帰る必要があるので、大きめの袋かキャリーケースを持参するように!
と代表の方から事前に連絡があったので我が家は小さめのキャリーケースを持参しました。

会議室での事前ミーティングが終わると圧縮袋に入った大量の衣類や文房具が渡されました。孤児院やストリートチルドレンの子たちに配る物資(5キロくらい)を分担されたのです。
なので、各自の荷物はなるべく減らし、預かった物資は当日の各自持参するようにということでした。
ちゃんと荷物を持ち帰る準備をしていなかった方は圧縮袋をそのまま抱えて帰って行きました。

皆自主的にこういう活動に参加するだけあって、しっかりした感じの良い方ばかりで私は少し安心しました。
仕事で採用に関わっていた私は、内心3人ともスカウトしたかったのですが、、流石に止めておきました。

子ども用のイベントでは無い為、私物の管理も本来自己責任なのですが、どうしても パスポートの紛失→帰国できない だけが心配だったので、パスポートの管理だけは代表の方にお願いしました。
息子は注意散漫な為日常的に物の紛失があるのですが、私はとにかく帰国さえできれば何が無くなってもいいという気持ちでした。


集合

集合場所はなんと、、、関空!
去年は成田だったらしいのですが、去年関空発の人が多かった為今年は関空集合になったとのこと。
自分で行ける人はセブ集合でも良かったのですが、息子は未成年の為代表の方と一緒でなければ入国できません。

ついでに大阪の幼馴染の家に泊まってくる!と母が関空まで送ってくれることになり私はチケットだけ準備してお願いしました。
母いつもありがとう。

息子が現地まで運ぶことを考えて、合宿・林間学校用の大きなリュックとキャリーケースで荷造りし、各自が現地に持っていかなければならない物資をリュックに入れました。

リュックを預ければ問題無かったのですが、手荷物で入ろうとした息子は大量にハサミが入った大切な大切な物資と虫よけスプレーを空港で没収される羽目に、、、

誠に申し訳ありません。
私の母はあまり旅行に慣れていないので、母も気づけず、、、集合場所で謝罪したということでした。

出発前から早速迷惑を掛けてしまい、いよいよ出発となります。


長文最後まで読んでいただきありがとうございます。

つづく


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