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偏差値37からの高校受験 #18 「中学3年5月 停学ならぬ停塾の危機」

うちの息子はとにかく勉強が大嫌いです。自分の親がそうであったように放任主義だった私ですが、高校受験を目の前にしてさすがにまずいという状況になってしまいました。

この話は現在進行形なので、結末はまだ私にもわかりません。
これは、勉強嫌いの息子と教育熱心ではなかったのに追い込まれた母が日本の受験戦争に立ち向かう記録です。
私たちのような親子が減ることを願って。

前回は、まだ確定ではないけれど恐らく私立一般受験の一択になるだろう(成績がボロボロで上がる可能性が低い)と言われ、その覚悟をし始めたというところまで話しました。

3年生になってからは、数学を基礎から叩き込むために毎日授業の後に補習をしてもらっています。息子の学年はなんと息子を含めて生徒が二人だけ!経営的には大赤字です!!
(スパルタが時代に合っていないのと、
先生の方針で広告を一切出していないとか、、生徒とじっくり向き合いたいそうです。)

なのでクラス分けもできないのですが、たまたまもう一人の子(蓮くん(仮名))も勉強が苦手なので同じペースで進められるとのこと。
補習も、追試もいつも二人一緒で強制参加です。
ただ一つ違うのは、蓮くんは学校での授業態度が良く提出物をきちんと出しているので成績はオール3以上ということ。
(羨ましい!!!)
蓮くんのお母さんは、蓮くんの性格と能力を総合的に考えて私立の推薦を狙っていくことにしたそうです。

そんな蓮くんやらかしました。
鬼先生の授業の日のことです。
単語テスト不合格→チェックテスト不合格→予習ボロボロ→鬼先生激怒。
結果、月末まで(2週間ちょっと)に英語のテキストのkey sentence280文を暗記してテストに受かること!という課題が与えられ、受からなかった場合は塾を辞めさせられることになってしまいました。

唯一のクラスメイトが、、
と思っていたのも束の間、息子にも火の粉が、、
英語に関しては要領を掴めてきた息子ですが、元々やる気があるわけではない為
もっとやれるのに怒られない程度に必要最低限にしかやって来ていない!
受験までこんな姿勢ではダメだー!
蓮が怒られてる横で自分には関係ないと油断するなー!
ということで、息子も同じ課題が期限1週間で与えられました。なぜ息子の期限が短い?のかは謎ですが受からなかったら、来月一ヶ月塾に来させないと先生から電話がありました。

え?なんでー!!
色々思うところはありましたが、あの先生が決めたことなら、、と受け止めました。
せっかく塾通い&塾では勉強するリズムが出来てきたし、来月には中間試験もあるのに、、一ヶ月も休んだら地獄の休校期間のゲーム漬の日々に逆戻りし二度とこの生活には戻れないでしょ!!

なんとしても一週間で合格してもらわなければ!と思いましたが、この状況を絶対に息子は喜んでいるはず。あえて不合格になりゲーム漬生活を狙っていくのではないかと確信していました。

しかし、息子と話すと意外な言葉が、、
「本当最悪。とばっちりだよ!!
しかも俺だけ期限一週間だし!!来月は中間試験だから休塾になるわけにはいかないよ。」
え!!息子の意識が変わっている!
息子からそんな言葉が出てくるとは衝撃でした。

そこから毎日朝も晩も私はしつこく息子に
「今どこまで覚えた?確認手伝うよ?」
「いや、大丈夫。」
本当に大丈夫だろうな?息子の「大丈夫」が大丈夫だったことはありません。休塾なんて勘弁してくれよ!と思いつつ私にできるのは応援することだけ。もどかしかったです。

いつも頭を過るのは悪い方の結果です。
合格しなかった時の生活を想像するだけで胸焼けが、、。仕事中も、
「今いくつまで覚えたかな、、金曜迄に間に合うかな、、」
とソワソワしていました。

私の予想に反して翌週水曜には合格したとのこと。
休塾を免れたー!!よくやった!!
そして、蓮くんも受かり退塾を免れたとのこと。
良かった!!
「二人とも目の色が変わってたから受かると思っていた。」と先生。私にはハラハラドキドキの時間でしたが、追い込まれた二人はいつも以上の力を出すことができプラスの出来事になりました。

そして、新たにメンバーが加わり、勉強苦手コンビがトリオになりました!
私のように、この塾の卒業生が「うちの子を何とかして下さい!」と先生を頼って来るそうです。
駆け込み寺ですね。


休塾を免れて安心したのも束の間
今度は息子が学校でトラブルを起こし、
呼び出し&電話&謝罪の嵐、、メンタルのバランスを取るのが難しいです。

いつも応援してくれている学年主任の先生もこの時期のトラブルに激怒されていました。当然です。

先日学校で進路説明会が実施されたばかりでした。
一応参加してみたのですが、推薦の条件には、、一つも当てはまりませんでした。
せめて調査書にこれ以上マイナス事項を増やさないでくれ。

トラブルはなんとか一段落しましたが、まだまだ綱渡りの日々は続きます。

息子よ頼むから寝かせてくれ。


長文最後まで読んでいただきありがとうございます。


つづく

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