そして誰かの希望になる
人は常に、誰かから影響を受けたり
知らぬ間に影響を与えたりしている。
あなたが踏み出した一歩は、また別の誰かの一歩にもなる。
時を超えて、壁を越えて
本はわたしたちを繋いでくれる。
先日、母の本
「奇跡を、生きている」の見本が届いた。
私は早速読ませていただき、一番乗りで感動した。
表紙から、帯から、そして本に綴られた言葉から熱いメッセージが伝わってきて
“当たり前”のような今が“奇跡”なんだよな。と、じんわりしたり
あとがきに書かれている私宛ての言葉にグッときたり
そして最後は「一緒に頑張ろう」と応援してもらえるような、
「奇跡を、生きている」はそっと優しく寄り添いながら導いてくれる。そんな本だった。
(もっともっと本について語りたいことはあるけれど、
本を手にとって奇跡を感じていただきたいのでここまでにします!)
本が届くまで、
「ドッキリじゃないかな? 大丈夫かな?」
とドキドキしていた可愛すぎる母。
いや、そんな壮大なドッキリある!?
とツッコんだりしていたがついに本が届き
母は大号泣していた。
そんな母を見て私もうるっとしながら
「母ちゃんの頑張った成果だよ。すごいよ!」
とぎゅっとしたのだが母は首を横に振り、
「みんなのおかげだよ。私一人だけだったら何もできなかった。りぃりやのねじさんや出会ってくださった方のおかげで、私は今こうして生きてる。本当に感謝だよ」
そう言ってふわっと笑った。
私の母、素晴らしすぎる。
もっと威張っていいんだよ!?
と思ったが、清らかで繊細で純粋な母の中にはそんな感情はないのだろう。
その母の優しい性格は本を読んでいても感じることができる。
文章は少なからず、その人の性格や人格がのってしまうものだと思う。
どれだけ美しい言葉を紡いでいても、その人の心の中にモヤ~っとした感情があれば読んでいるとなんとなく分かるのだ。それが分かってしまうと、なんだか悲しい気分になる。
だけど母には一切、モヤ~っとしたものがない。
それはひいきをしている訳でも、家族だから!というわけでもなく、
母が素晴らしい人物だからだ。
一つ一つの言葉に熱い母の魂が感じられて、読んでいるとエネルギーがわいてくる。
透き通っているのに、力強くて
あたたかくて優しい。
ついつい、次の文が読みたい! とページをめくりたくなる。
そして本を読み終えた後には、この人が綴る言葉をもっともっと読みたい! と思わせる。
絶対に誰にも真似できない、母にしか生み出せない文章。
「りぃりさんの尊敬する作家さんは?」
と聞かれたら迷わず
「横山小寿々さんです! 大好きです!」
と答える。
世界で一番尊敬し、大好きな人に
生まれた瞬間から出会うことができて幸せだ!
今回、母が本を執筆している姿を見て
夢は叶う。
叶わない夢なんて、この世には存在しない。
そう思った。
病気になり、
今までの日常がガラリと変わってしまった母。
きっと私の想像なんて遙かに超える痛みや苦しみがあったと思う。
今だってほぼ寝たきり生活に変わりはないし、病状で辛いこともあるだろう。
だけど母は、夢を叶えた。
「奇跡を、生きている」という本を生み出した。
諦めず、
自分を信じて、母は頑張った。
病状が辛い中、母は一日も書くことをやめなかった。
何かを言い訳に、目の前から逃げることもなかった。
夢を叶えるのに、遅いことなんて何もない。
まずはやってみること。
そして続けること。
夢に向かって進んでいく気持ちと行動が、
夢を叶えていくんだと思う。
母が綴った言葉たちが、また誰かの心に届き
新しい物語が生まれる。
自分が頑張ったり、夢を叶えることは
誰かの希望になる。
当たり前すぎて忘れてしまったり、苦しくて寂しくて絶望の中にいるときも
この本を手にとって感じて欲しい。
生きてることを。
諦めないことを。
そして、奇跡を。
私はこの本と母の姿からたくさんのパワーをもらった。
小寿々さん、ありがとう。
私は、
母の人生をもとに脚本を書き
連続ドラマ化する!
その夢のために行動を続けていこう! と思う。
そしてこれからも、母は進んでいく。
たくさんの人の希望になりながら。
↑母の本です!
読んでいただけると嬉しいです。