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他人ではなく自分のトリセツを作って大事にする

トリセツとは取扱説明書のこと。一昔前に「私のトリセツを渡すね」な曲やプロポーズだったり?流行りましたよね。
私はこんな性格でこんなところがあって、たまにこうしてくれないと故障?しますーみたいな内容だったような。
あの頃はちょっとお花畑感があって「自分のトリセツってー笑」と思ったものですが、今となれば別の考えが浮かびます。

無意識にトリセツを作っている

今思えば、電化製品などに使われていた「取扱説明書(以下トリセツ)」という言葉を人に対して使うって斬新です。

確かに人間関係において家族でも職場でも「あの人はこういうことを言うと怒る」とか「これが好きで喜ぶ」なんてことを無意識に考え、行動しています。

無意識に人それぞれのトリセツを作っているということですね。同じCさんに対してもAさんとBさんでは持っているトリセツは違うと思います。
トリセツを作るということはその人のことをよく見て知っていくことでもあって、円滑に生活するうえで欠かせない行動だと思います。

でもふと考えると他人のトリセツだらけになっている気がしませんか?

他人のトリセツだけでなく自分のトリセツも作る

私の職場の上司も気分屋さんな人で、機嫌が悪いとすぐにわかります。「今日は朝から機嫌悪そうだから話しかけないようにしよう」「怒らせないようにしよう」なんてことをバイト仲間で無意識に共有しています。上司のトリセツを作って共有している状態。

でもその時の自分の気持ちはどうなんだろう。
「毎回顔色みて疲れるな」「今怒られたのはなんで?もやもやする」
この気持ちはどうすれば解消されるだろう。
なんて思ってみます。
ベクトルを他人だけでなく自分にも向ける。

私はどんなことをされると嬉しいのだろう。
何があると悲しいんだろう。もやもやするんだろう。

上司のトリセツを作ることは、結局は「自分がなるべく嫌な思いをせず円滑に仕事をするため」ではあるのですが、つい他人のトリセツを作って使うことばかり考えて自分のことはおざなりになっている気がします。

自分を大切にする。ご自愛する。
などと最近ではよく言いますが、まず何が自分にとって嬉しいことなのか、心地よいことなのか。
考えて知っていく。
自分のトリセツを自分で作って埋めていく。
それをパラパラと開きながら向き合っていく。
トリセツはずっと同じではなくて月日と共に変化もする。更新していく。

うつ病とつきあう上でも大事なことなのではないかと思います。

「りい子のトリセツ2023年版」を作っていきたいです(^^)


最後までお読みいただきありがとうございました。


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