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【食べ物エッセイ】作ってみて初めて祖母のぜんざいのおいしさの秘訣を知る

正月気分も終わり(?)七草粥なんかでお腹に優しいもの食べて胃腸を休めましょうな時期ですが、ぜんざいを作りました。


私の実家ではぜんざいがお雑煮です。地域とか関係なく、家族みんな好きだからぜんざい。

いつも祖母が作ってくれるんですけど、塩味がきいてて甘ったるすぎずとってもおいしい。塩大福みたいな?塩がいい仕事してるぅ!って味です。


祖母は毎年おもちをつきます。小さい頃は私も一緒にまるめたりして楽しかったなぁ。結婚したあとも年末になると送ってくれます。

そこから私のもち三昧は始まります笑

王道 きなこもち
大好き。砂糖醤油に味付け海苔。
なんでも関東では砂糖醤油ではなく醤油で食べるのだそうで?びっくり!


話それましたが、そのおもちを義実家でお正月集まって食べるお雑煮でも使います。「やっぱり買ったものよりとてもおいしい」と喜んでくれて私もうれしい。
義実家のお雑煮はお出汁がきいていてそこに錦糸卵やら海苔やらかけて豪華な感じ。

祖母はおもちを作るときあんもちも作っていて、祖母が作るあんこの甘味とか塩味加減がこれまた絶妙でとてもおいしくて。たまに外で買ったりしたらなんか違うな〜て思ってしまう。

だから必然的にぜんざいも、とってもおいしいのです。

でもお正月帰らなかったし食べられず、でも無性〜〜に食べたくなってゆで小豆の缶を買って初めて作りました。
作り方わからなかったから、缶に書いてあるようにゆで小豆に水と少しの塩を入れて煮る。

祖母の味を想像しながら多めに塩味をきかせてみて…。

味見したらやば!塩入れ過ぎたかも?って思ったけどいざ完成したものを食べると、そんなことなくてむしろ甘いくらいだった。

改めて気づいたんだけど、祖母は小豆から煮てるんだなと思った。缶の小豆じゃ砂糖が元からたくさん入っててもう「あんこ」だった。

あのあっさりしてるけど小豆の味もしっかりしてて粒のかたさもちょうどよく感じられて、適度に甘くて塩味きいて。
あの味を再現するには、かなり「丁寧なしごと」をしないといけないんだなと思った。こういうのって自分で作ってみないとわかんないんだよな。

祖母が元気なうちにまた食べたいし、作ってみたことを伝えて作り方聞いておきたい。

まだ冷凍庫におもちはたくさん。
私のもち三昧はまだまだ続きます。


#うちのお雑煮

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