りな

観劇メモ。

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最近の記事

適応障害になった。

6月の中ごろ、私は適応障害になった。 転職して1年が過ぎようとしている中で、いろんな仕事をありがたいことに任せられるようになってきて。どうしたらいいかわからないこともあるけど、周囲の人には「自分で考えてみたら」と言われることも増えて、がむしゃらにやっていたら、ある日突然会社に行けなくなった。 正確には、前兆みたいなものがあった。 ・出勤中の電車の中で動悸や息苦しさを感じる ・遅番の日は出勤前に近くのマクドで30分休憩しないと会社に行く気持ちが作れない ・だんだん勤務中にも動

    • 『三人姉妹』

      7/23 兵庫県立ピッコロ劇団『三人姉妹』 チェーホフ作品、久々に観ました。 大学時代に『ワーニャ伯父さん』『かもめ』は観ておりますが…(今気が付いたけど『桜の園』だけまだじゃない)。 これまでは、正直な所、チェーホフには暗い印象ばかりが、残ってしまっていた。なんだか、言葉も心なしか説教みたいで、自分には「まだ合わない」と思っていました。 さて、演出の島守さんのコメント(「into」より)によると、これまでの日本のチェーホフ作品の翻訳は、読み物としての意識から文章の区切り

      • 火曜日のゲキジョウ 江本真理子一人芝居×遊戯三昧 を観て

        6/7 火曜日のゲキジョウ 江本真理子一人芝居×遊戯三昧 またまた記憶を振り返ろう大作戦。 毎週火曜日、2作品×30分の作品を上演。 演劇がサクッと観れるんですって。なんて素敵だろう。 こういう気軽さで観れると楽しいよね、定時で来れるといいなあ…そんな生活したいなあ…(前職は最高で残業70時間越え)。 愚痴は置いておいてですね、お仕事帰りなんだろうなという方も実際ちらほらといました。 (以下、お名前は敬称略です) 江本真理子「リッちゃんと大なり小なり」 作・演出 竜崎だ

        • さなぎダンス #13 を観て

          4/29 さなぎダンス #13 記憶を振り返ろう大作戦です…ご容赦ください…。 久々に生のダンスを見たと思います。 私はどうにも、舞台を映像で観ることが苦手なのだとこのコロナ禍で気が付きました。 この2年間、舞台を画面越しの平面的な形で観るということが増えましたが、どうにも集中できず、挫折しまくっている。宝塚は私の個人的な感覚としてエンタメとして見ている部分がとても大きいので、まだ観れますが…。 ことに「ダンス」となると映像は難しいのです。受け取ることができる情報が

        適応障害になった。

          月組の一つの時代が、私の中で終わったという話。

          先日、宝塚歌劇団月組公演『桜嵐記』『Dream Chaser』を観劇。 今回は『Dream Chaser』のお話を。 私にとって、宝塚は月組から始まり、いつだって月組と共にあったような感覚だ。初観劇は霧矢大夢さん退団公演の『エドワード8世』『Misty Station』、その次の龍真咲さんトップお披露目公演『ロミオとジュリエット』で宝塚という世界を大好きになった。ロミジュリの観劇について来てくれた祖母が買ってくれた公演プログラムを、毎晩のように隅々まで飽きることなく読みふ

          月組の一つの時代が、私の中で終わったという話。

          花組公演『Cool Beast!!』

          前回の記事に引き続き、ショーの感想。 こちらに関しては、私は好きです。個人的に藤井大介先生の作品は好きなので…笑 基本的に、難しいことを考えずに楽しい、お祭り気分な要素(陽キャ的なノリとも言う)もありつつ、かつ宝塚らしい美しさも忘れない作品が多い印象。今回も期待を裏切りませんでした。 タイトル通り、「野獣」がテーマ。ゆずかれーは野獣、華ちゃんは花、他の生徒さんも野獣が多かったかな。その中で唯一あきらのみが人間という役。 さて、観劇からかなり時間が経ってしまったので、覚え

          花組公演『Cool Beast!!』

          花組公演『アウグストゥス 尊厳ある者』

          いやあ、まさかこんなことになるとは…。 4回観る予定が、コロナ関係で結局2回。しかも有観客最終日の公演を観るという…。今回は退団者もいるので、本来なら観るのにもっと相応しい人達がいるのに、という思いもありつつ、だからこそ心して観ました。ちらほら白っぽい服の方もいたり…Twitterで「ロビーで泣き崩れる方もいた」というツイートを見かけ、胸が痛む。 とはいえ、作品の感想はまた少し別、なるべく冷静に記録。 今回のお芝居『アウグストゥス 尊厳ある者』は、ローマ史上初の皇帝とな

          花組公演『アウグストゥス 尊厳ある者』