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「みんな」の生産性と「自分だけ」の生産性-あっという間デザインという見方-

*自分だけのオリジナルな生産性を定義してみた*

「生産性」を上げよう、、、、聞いただけで「うげっ」って思ってしまう。人一倍飲み込みが悪い自分は、どうしても生産量を上げることに抵抗がある。というより、生産量の上限バーが人よりも低いので、どうがんばってもこれだけしかできないよと頭を抱えてしまう。

早足で歩いたり、To Do Listを作ったり、メールをテンプレ化したり。いろいろやってみるけれど、もがけばもがくほど、歩いてたら見つけられたのに車に乗ってたら気がつかない隠れ絶景みたいな、重大な見落としをしてしまう気がする。いまだに模索中、、。

昔は、休日でさえも、この、みんなにとっての「生産性」の呪縛から逃れられずにいた。どれだけたくさんの本を読んだか、何人の人にあったとか、どれだけタスクを終わらせたとか。けど、こんな生活はちょっと寂しい。自分の時間なのに、勝手に仮想の敵を作って競争し削りあうような感覚をずっとひきずってしまう。

そんなもやもやを払拭するために、最近は、休日や仕事終わりだけは、自分だけの生産性、「ジブン生産性」を導入することにした。

これを導入する前に、はじめに「生産性」とはなんじゃろかということを考えてみる。みんなにとっての「生産性」は、「できたこと」を「かかった時計時間」で割ったもの。この考えは、時間という揺るがないものさしで、仕事の能力を他人と比べるために作られたはず。

けれど、「ジブン生産性」を考えるときは、そもそも他人と比べる必要がない。さらに言えば、比較しなくていいのなら「時計時間」で割らなくたっていい。

それならばっとノートに書き書きする。

そして、今のところ、1番しっくりきているジブン生産性の定義が、
「1日できたこと」を「自分がその日感じた感覚時間」で割るというもの。

この公式の何が素敵かって、生産量を上げるんじゃなくて、時間をびよーん伸ばしたり縮ませたりして生産性をあげちゃうという一休さん的とんちが聞いているところ。

ちょっとややこしくなったので、具体例で考えてみる。

例えば、土曜日に8時間で2冊本を読んだとする。

みんなにとっての「生産性」で考えると、2を8で割って1/4冊になる。
けど、没頭しすぎて1時間ぐらいにしか感じなければ胸を張って1時間で割る。そうすると、「ジブン生産性」では2冊/感覚時間になる。

さらに、もしその8時間が文字通り「あっ」という間だったと感じたら、当たり前のように1秒で割ってしまう。そうすると、720冊/感覚時間という超人みたいな「ジブン生産性」になる。

そうは言っても、気持ちだけでしょう、実際はと言う人もいるかもしれない。けれど、「ジブン生産性」が高い時間は、それだけその人にとっては密度が濃い大切な時間。そう思えば、実際に、みんなが言うところの「生産性」もぐんと上がっているにちがいないというのが、裏で働いている仕組みです。

ということで、最近は予定がなければ、土日は出来る限り時計なしで過ごしている。朝日が上れば起きて、やらなければいけないことを先に済ませたら、好きなことを小学生みたいにずっーとやる。お腹が空いてきたら、昼ごはんを食べる。少し出かけた後は、また机に向かってがむしゃらに好きなことをする。日が暮れていることも気づかずに、お腹が空いたらやっと夜ご飯。その後にようやく今何時だろうと時計をみる。こんな平穏な休日が自分の中では理想的なのだ。といってもそんなに予定が入らない土日は多くないけれど、それでも、時計がない日があるだけでずいぶんと開放的な気持ち。

最後に結論というほど立派なものじゃないのですが、

「1日にこなす量」を無理して増やすよりも、隙間時間を見つけては「1日を短く感じる」ように、「あっという間」をデザインしてジブン生産性を上げると、ポジティブでとっても密度の濃い1日のできあがり。さらに、自然と生産的になっちゃってるという素敵な好循環が生まれる、、、、?

そんな気がするのです。みなさん、どう思いますか?

追伸

以下、考えすぎる理系の余談です。

もし、物理的に時間を圧縮できれば、仕事量を増やさなくても地球上の全人類の生産性を上げることができそう。アインシュタインの特殊相対性理論に基づけば、光の70-80%ぐらいの速さで移動しながら、仕事をすれば時間が遅く流れて生産性が2倍に、、、ぶつぶつ。けど、音速を超えたあたりでたぶん体が燃え出すし、G(重力)がすごすぎて途中で皮膚がsuperfly、、

superfly...?

今夜はsuperflyで、懐かしのタマシイレボリューションをどうぞ。

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