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イギリス・ロンドンでのお部屋探し事情。探し方、気をつけるポイントは?

留学やYMSでイギリス・ロンドンでの滞在が決まった方、おめでとうございます!ワクワクですね。そんな中で、おそらく心配のタネになりがちなのが住居。どうやって探すのか、どんな選択肢があるのか、何に気をつけて物件を見ればいいのか…と不安を感じている方も多いのでは?

というわけで今回は、私自身の体験談を交えながら「イギリス(ロンドン)での家探し事情」について下記の内容をメインに書いていきます。

🔍 物件の探し方
📝 注目のキーワード/フレーズ
🚩 注意すること

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はじめに

イギリス英語でアパートのことはフラット(flat)と言います。付随して、こんな言葉がよく出てきます。

  • フラットシェア=シェアハウス

  • フラットメイト=シェアハウスの同居人

  • フラットハンティング=家探し

私は2023年9月にロンドンに渡航予定で、5月後半あたりから家探しを始めました。これは開始時期としてはかなり早い方だと思います。

というのも、日本の賃貸物件探しでも同様ですが、大家さん・不動産屋としてはできるだけ早く入居できるテナントと契約したいもの。入居予定日が先すぎると断られることも多いです。

現実的に契約までこぎつけるのは難しいかもしれないので、自分の興味のあるエリアの価格の相場感などをリサーチする程度で後述するサイトを早めにチェックし始めるのはいいかもしれません。(運が良ければ数ヶ月後から空きが出る物件を早めに掲載している場合もあります)

家探し方法①: 大学寮に応募

交換留学や大学・大学院への正規入学を予定されている方にとっては、大学が用意している寮に入るのが一番確実でラクです。

👍 Pros / 利点
・アプリケーションの募集時期が決まっているので、大学からの案内に沿って手続きするだけでOK
・上記期間内に申し込めば、ほぼ確実に住居が確保できる
・質を妥協すれば安い選択肢もある
・大学の近くの寮だと通学しやすい、交通費がかからない

👎 Cons / 欠点
・どの寮に入居できるかは抽選で決まることが多いので、自分の第一希望が叶うとは限らない
・選択肢によっては通常のシェア物件より割高になることもある
・キッチン用品など、自分で使うものは基本自分で買う必要あり
・(学部生がいる寮だと特に)親元を離れた生活に慣れていない、またはパーティー好きなフラットメイトなどがいるとキッチンの汚さや騒音などが迷惑

家探し方法②: イギリス現地の賃貸物件サイト

代表的な3つのサイトはこちら。

SpareRoom

Rightmove

OpenRent

私はSpareRoomで現在住んでいるフラットを見つけました。私の周りでも、SpareRoomを使ったという人は多いです。
フラットシェア専門の賃貸物件サイトで、シェアメイトの希望(何人とのシェアか、ジェンダー、学生/社会人かetc.)をはじめ検索条件が細かく設定できたり、自分の条件に合う物件情報が多かった印象があります。

自分の検索条件を保存して、アラート(条件に合う新着物件がメールで届く)を設定することもできます。

👍 Pros / 利点
・物件の選択肢が多い
・細かく条件を設定して検索できる
・自分の大学や職場の外でのつながりができる

👎 Cons / 欠点
・Scam(詐欺)広告もたまにあるので注意が必要
・推薦状やイギリス国内在住の保証人が求められることが多い
・上記が用意できない場合は、契約期間の家賃全額/半額を事前支払いするように求められることもある

家探し方法③: 在英日本人のプラットフォーム

イギリス、特にロンドン在住の日本人の方々による情報交換サイト「MixB」というものがあります。不用品の販売、求人情報の掲載など、色々と便利なプラットフォームなんですが、こちらで貸し物件情報も掲載されています。

現地の物件よりも何かと融通が利く場合もありそうなので、「保証人がいないけど、家賃全額前払いはキツイ・・・」という方は一度掲載物件をチェックしてみると良いかもしれません。

また、自分から「部屋を探しています」という投稿をすることもできます。私は投稿に対して特にレスポンスがありませんでしたが(苦笑)特に失うものもないので、ダメ元で投稿しておいてもいいかも?

👍 Pros / 利点
・日本語でやりとりができる場合が多い
・現地サイトよりも安い物件が見つかりやすい
・推薦状やイギリス在住の保証人が求められないケースが多い(らしい)

👎 Cons / 欠点
・物件数、更新頻度は低い
・細かい絞り込み検索ができない
・掲載写真が小さく、拡大できない
・短期のみ受け入れ可能の物件もあるので、条件が合うのかは要確認

家探しで注目すべきキーワード/フレーズ

Furnished

日本からの引っ越しともなれば、できるだけすぐに新居に落ち着きたいし、無駄な出費は抑えたいところ。そんな方にはFurnished(部屋に家具が備え付けられている)の物件がおすすめです。「furnished」にチェックを入れて絞り込み検索をしましょう。

ただ、具体的に何の家具が備え付けられているのかは物件ごとに異なるので要確認。また、ベッドとマットレスがあっても布団・枕やシーツは自分で用意することがほとんどです。

〜 bed(room) flat

どんなタイプのフラットなのかを表すフレーズで、よく募集物件のタイトルに記載されています。「〜 bedroom flat」日本でいう「〜LDK」に近い表現で、何部屋の寝室(=フラットシェアの人数)がある物件なのかを表しています。

Studio flat

要は、一人暮らしのフラットです。1 bedroom flatとも同義です。
日本では一人暮らしはよくありますが、ロンドンはなんせ物価が高いので、特に中心部に近いエリアだとstudio flatはかなり高いです。💸 そのおかげで、若者の間ではフラットシェアが主流です。

En suite

オンスイートと読みます。シェアハウスで、自分専用のトイレがついてくる部屋のことです。特に学生寮だと、オンスイートの部屋とフラットメイトとトイレ共有の部屋との違いがあって、前者の方が少し高かったりします。

少人数のシェアハウスでトイレが2つ以上あるなら共用でもそんなに気になりませんが、寮はオンスイートの部屋をおすすめします。

注意すること

最後に。記事中で少し触れましたが、サイトに掲載されている物件の中には詐欺広告も紛れています。

  • エリアの相場に比べて明らかに安い

  • 契約書をもらえない

  • 実際に物件を見る前に支払いを求められる

など、怪しい予感がした場合は注意です。「If it looks too good to be true, it probably is(現実だと思えないぐらい良い物件があったら、それは現実に存在しないかも)」を合言葉に。

皆さんのフラットハンティングを応援しています!良い住居に巡り会えますように。

🏠

こちらのnoteでは、ロンドン大学院に進学した私の体験談をもとに、留学Tipsや研究内容について綴っています。本記事が参考になったら、スキ・フォロー、サポートや記事のシェアを頂けるととても励みになります!

▼執筆者について

ほなまた👋

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