理学療法士の臨床実習で、人の10倍成長できる方法!

理学療法士の臨床実習には、見学実習、評価実習、総合実習の3つがあります。

この記事では、様々な学生の実習指導者を担当してきた経験から
それぞれの実習で学生がどう振る舞うことで
実習を有意義なものにできるかをご紹介します。

もし実践できれば、確実に他の誰よりも成長できる内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。


まずは、わたしなりの臨床実習の意義についてお話しさせていただきます。
臨床実習は病院や施設などにおいて、学生が実際に働いている理学療法士の姿を生で体験することができる授業です。
学校で先生の話を聞いて受ける授業では、どうしても自分の捉え方やイメージだけで理解していかなければならないので、正直な話をすれば
わかったようでわかっていないことがほとんどです。

学校で受ける授業の目的は大きく二つあります。
一つは、国家試験に合格すること。
もう一つは、理学療法士として働ける人材を育成することです。

その二つの目的のうち、臨床実習は
理学療法士として働ける人材育成のための授業と言って良いでしょう。

国家試験対策は、普段の授業を聞いて、教科書をよく読み、試験対策の過去問を解いたりすることで実力は上がってくると思います。
では学校を卒業して、すぐに現場で働けるプロとしての実力はどうやって身につければいいのか?
これは限られた時間で行われる、臨床実習で身につけるしかありません。

つまり臨床実習で、
いかに多くの経験を積み、多くの知識を学び、技術を身につけることができるか?
で、卒業後のプロとしてのスタートラインに大きな差が生まれる
ということになります。

当然、知識は経験によってより頭の中に残りやすくなるため
国家試験に必要な基礎知識力にも繋がります。

だから臨床実習での振る舞い、すなわちその期間をどう過ごすか?
ということは非常に大切になってくるのです。

前置きはこのくらいにして、ここからは実際にそれぞれの実習で
学生がどう振る舞えば良いのか?ということについて見ていきましょう。

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