さとしとさ

地方(愛知県)で商業映像の企画構成演出をやってます。技術や感性の加速にしがみつきながら…

さとしとさ

地方(愛知県)で商業映像の企画構成演出をやってます。技術や感性の加速にしがみつきながらもこの先どうなっちゃうんだろうと不安ばかり。で、思うんです。あの時は正しいと思ってやったことも時が経つとあれ?と。しょうがない。人間は変化する生き物だから。「その時」を記録していきます

マガジン

  • 控えめな自己主張日記

    今日もまた、あんなことこんなことが気になって。あんまり深くは考えずさらっとひと息ついてます。妄想半分の控えめ自己主張日記。文章トレーニング兼ねてます。

  • 本と映画と、すてきないくつか

    今日も心をとらえて離さない本と映画と、それからいくつかのステキなものたち

最近の記事

2020年6月9日の思い出

届きました!  という今日の出来事について書こうとすると、 ついつい茶化しや皮肉や虫の死骸が混じってしまいそうになり、 そんなつもりはないよ、のつもりなんですが、 結果的に混じっていたら、そんなつもりがあったということで、ごめんなさい。 6月になりもう一気に季節は夏へ。  4月はじめに発表のあった布マスクが、夏の扉を開けて届きました。  なるほど「スピード感」  これ、「感」が大事。  「感」があることが重要。  スピードそのものではなく、感じ、ですからね。  実際に

    • 「うむん」ってなに?「うまず」ってなに?言葉はまずは疑って、そして信じればいい

      少年は、母親がふとつぶやいた、その言葉の意味を知りたかった。 カードゲームに出てくるモンスターの名前?ううん、そんな名前のモンスターはいない。 辞書を引いても、その言葉は載っていない。 少年が探している言葉、それは「うむん」。 ある出版社の辞書編集部の大人たちは、協力して調べ始めた。 大中さまざまな辞書、方言辞典、百科事典を開いても載っていない。外国の地名でもない。 どういう時にその言葉を聞いたの? ヒントを得ようと、大人たちは少年に尋ねた。 少年は答えた。 お母さん

      • 「虎に翼」の参考文献じゃないか?と思えるほど強烈な「問題だらけの女性たち」

        もうホントに「虎に翼」が素晴らしくて、毎日数回録画を見直してはふかく感動のため息を繰り返しています。 弁護士となった祝賀会での寅子のワンカット演説の、「私たちはすごく起こっているんです」にはドキッとさせられました。 でもその怒りに対して、真から理解と共感を寄せることはどうしたってかないません。なんたって性別によってふるいにかけられてしまう、そんな立場には、男として生まれただけで自然と立っていないわけですから。もうただそれだけで、あの怒りの、深く重く滲むような源に気づくことさ

        • 4月14日 地球の悲鳴を聞きながら辞書を引いたら驚いた

          家電製品がなぜか同じ時期に壊れはじめるように、世界中の地面が悲鳴を上げている。 ニューヨークでも過去140年で最大規模の地震があったとか言うし。まじでちょっとこわい。 どんだけ頻繁に地震が続いているんだと、防犯アプリの地震履歴を覗いてみると、最近どころか、毎日毎時間毎分どこかで小さく地面が揺れ続いていた。 地球は小刻みに生きている。空白なんてものはないんだ。 ふと思って、いつも使っているブラウザの履歴を開いてみたら、同じように毎分さまざまなサイトを彷徨っている自分の落ち

        2020年6月9日の思い出

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        記事

          桜星人に乗っ取られてピンクに染まる

          桜ってどうしてピンク色してるかわかる? そりゃあ、あれだけたくさんの人に見つめられ、Amazing、Beautifulとつぶやかれ、パチパチシャッキッとシャッターを押されて一斉に注目されたら、血管が花びらに集中して、ピンク色に染まるわな。 と言ったのは、坂口安吾だか梶井基次郎だか。(ウソ) 桜さくらサクラSAKURA テレビを点ければ日本中の桜の森の満開の下で誰も彼もがはしゃいでいる。 花見という宴から遠く離れては早ン十年。まだまだ夜は寒いのに元気だなみんな。トイレが近

          桜星人に乗っ取られてピンクに染まる

          「居る?」「要る?」どっち?

          ずっと前の、(たしか)ほぼ日の「言いまつがい」で見かけた投稿だけど、数年経ってもいまだしっかりと記憶に残っている。良かった。まだボケてない。 この投稿をはじめて読んだとき笑ってしまったけど、よくよく考えてみると、かなり深く、この家庭の状況を深み読みしたくもなってしまいます。 父は本当にボケていて、この家庭における「ボケ」とはボケている父、のことだという暗黙の共通認識なのか。 それとも母は、いわゆる漫才でいう「ボケ」のつもりで父と電話を変わったのか。 「居る?」なのか「要る

          「居る?」「要る?」どっち?

          想像もできない<現実>と向き合えるのか〜「正欲」

          この映画の彼女は、もうガッキーなんかじゃない。女優・新垣結衣なのだ。 ラスト数分の、稲垣吾郎と対峙する彼女の眼差しは、諦めと失望と自棄と、そして孤抱だけが残った無気力さで、凄まじかった。 多様性という言葉は、現実の範囲をぐんと広げていく。 広がった現実も受け入れますよ、と扉を開ける。 でも、それはあくまでも、想像の範囲の現実。 この物語にあるように、想像もできない<現実>がぽんと目の前に現れてしまったとき、それも多様性のひとつとして広い心で受け入れられるか、というと、自信

          想像もできない<現実>と向き合えるのか〜「正欲」

          三月十日の記憶

          スマホ、つまりはiPhone、をはじめて手にしたのはいつだったのか。 そんなの記録を見ればすぐにわかるけれど、今日は記録じゃなく記憶にぶらさがります。 いつからか、はまったく覚えていない。でも、あのとき確実に持っていなかったことは覚えている。 あのとき。 なにが、なにが起きてるの、と震えながら覗き込んでいたのは、ガラケーの画質の荒いワンセグ画面だったから。そんな自分自身の行動はしっかりと覚えている。 2011年3月11日。 そこはオフライン専用の編集室の小さなスペー

          三月十日の記憶

          お調子者に支配されている世界で生きていくしかないのか

          いつだったか誰だったかのFacebookのタイムライン上に、生牡蠣の写真と「生牡蠣うめぇ〜」てな記事があがっていました。 思わず舌なめずりをしてしまうそのシズルに誘われコメント欄をクリックしてみたら、こんなコメントがありました。 「わたしは◯◯勤務なので生牡蠣禁止令が会社からでていまーす」 (◯◯はいわゆるサービス業を当てはめていただければいいです) なるほど。禁じられた美食なるものが大人にはあるんだ。 就活生は給料や休日や働き方ばかりに気を取られていると、「聞いてな

          お調子者に支配されている世界で生きていくしかないのか

          「もう学ぶことはない」はない!

          アングルを決めるときのフレームをつくる指の形に時代と世代を突きつけられてしまう今日このごろ、映像業界のみなさまいかがお過ごしでしょうか。 こういう時こそ、「もう学ぶことはない」という経験による慢心を断舎離して、今一度基本に立ち返り、知ってるつもりを疑うと、新たな発見がいくつもあって、よし!とさらに先へと進んでいける。

          「もう学ぶことはない」はない!

          蜜柑を巡る、「ない」ことと「ある」ことの物語をふたつほど

          みかん…ミカン…蜜柑。 蜜柑がおいしい季節です。 そんな蜜柑がもっと美味しくなる(かもしれない)お話をふたつ。  村上春樹の短編「納屋を焼く」に パントマイムを習っている女の子が出てきます。  男性の前で延々と<蜜柑むき>の パントマイムを繰り返します。  「納屋を焼く」を映画化した映画「バーニング」(監督:イ・チャンドン)にも <蜜柑むき>のシーンがあり、 ヒロインのチョン・ジョンソが 蜜柑むきのパントマイムを見せてくれています。  文章ではするっと流れてしまう蜜柑

          蜜柑を巡る、「ない」ことと「ある」ことの物語をふたつほど

          キャッシュレスで手首をひねる私って…

          あれ?最後に現金を使って支払いしたのっていつだっけ?と、記憶をたどってしまうほど、最近の買い物はほとんどがキャッシュレスです。 いちおう自分なりの基準があって、二千円以上になるとクレジットカード、それ以下は、paypayメインの、ときどきmanaca(愛知県の交通系ICカード)の日々となっています。 で、paypayのスマホ決済なんですが、この前あらためて気づいてしまったのです。 ああ、今までなんてことをしていたんだと。 こんなことわざわざする必要なかったじゃないかと。

          キャッシュレスで手首をひねる私って…

          味方の敵は敵で、敵の敵は味方で、敵の味方は敵となるとき、ここはどこ?となる

          マキタスポーツ&プチ鹿島&サンキュータツオのおっさん3人がどーでもいい(けれど、案外深い)話をする東京ポッド許可局というラジオ番組があります。 いつだったかの放送で、マキタスポーツさんが叫んでいました。 「マイナスとマイナスをかけるとどうしてプラスになるんだ?!教えてくれー!」 そう!そうなのだ! 数字との濃厚接触を10代半ばにして早々と諦めてしまった身としては、この叫び、激しく同意します。 番組では、マイナス✕マイナス=プラスを理解するための<たとえ>を、いくつか取

          味方の敵は敵で、敵の敵は味方で、敵の味方は敵となるとき、ここはどこ?となる

          サンタクロースはトイレにいた

          11月下旬なみの気温ですという天気予報に誘い出されたのか、トイレの中に2月がいた。 便座に腰を下ろし、足元をみると、見覚えのある豆が目に入った。 節分のときにまいた、炒った大豆がひと粒、転がっていた。 なんで、突然、10ヶ月を経て、いま突然顔を出す? これまでお前はどこに隠れていたんだ。 ブラックホールはそこらじゅうにある。 洗濯機の後ろから、歯ブラシや水中メガネが出てくることがある、と「大ピンチずかん」にも載っていた。 こうしたブラックホールに気づくのが12月だと、

          サンタクロースはトイレにいた

          その場でしか「観られない劇」とその場にいたら「観られない劇」が同時に存在したらあとはもう、想像しかない

          気にはなっていたけれどこれまで足を運んだことがなかった、覚王山の揚輝荘。(名古屋) 園内にある建物のひとつ、聴松閣(松を聴く!)を舞台とした演劇を見てきました。 1階(喫茶室)か地下(旧舞踏場)の、どちらで観るかを選ぶと、物語が終わるまでその場を動けません。 てことは、 その場でしか「観られない劇」があって、 同時に、 その場にいたら「観られない劇」も存在する。 そんな、ふたつの「られない」にくすぐられながら、欠けた物語の隙間を空想のパズルで埋めていく。 それだって、観

          その場でしか「観られない劇」とその場にいたら「観られない劇」が同時に存在したらあとはもう、想像しかない

          声に出して読めない、オジサンたち戦慄のネーミング

          クドカン(宮藤官九郎)さんのエッセイ(の一部)にこんなのがあります。 そこは番組の企画会議。 中心メンバーである4,50代のオジサンたちが、若い頃に接したアニメやヒーローの名を次々とあげていきます。それらをホワイトボードに書き出していく役目を担っているのは、20代のAD。 ところが、ADは、耳で聞いたそれらを正確に書くことができません。 例えば 「ちばてつや」を「千葉てつや」 「あしたのジョー」を「明日のジョー」 「ブルース・リー」を「ブルー・スリー」 それを見て、

          声に出して読めない、オジサンたち戦慄のネーミング