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「虎に翼」の参考文献じゃないか?と思えるほど強烈な「問題だらけの女性たち」
もうホントに「虎に翼」が素晴らしくて、毎日数回録画を見直してはふかく感動のため息を繰り返しています。
弁護士となった祝賀会での寅子のワンカット演説の、「私たちはすごく起こっているんです」にはドキッとさせられました。
でもその怒りに対して、真から理解と共感を寄せることはどうしたってかないません。なんたって性別によってふるいにかけられてしまう、そんな立場には、男として生まれただけで自然と立っていないわけですから。もうただそれだけで、あの怒りの、深く重く滲むような源に気づくことさえもできませんでした。
「虎に翼」で描かれている怒りだけでなく、世にはびこる不正や理不尽や見下しや、そんなのに対してもっと怒るべきかもしれなく、少なくとも怒る人たちを冷めた目で嘲笑することだけはすべきじゃないな、と思うこの頃です。
【かつて世界には女性が存在していませんでした】
こんな一文ではじまる本があります。
「問題だらけの女性たち」
「歴史のゴミ箱」に捨てられた女性たちをすくい上げる!
というこの一冊は、ひょっとして「虎に翼」の参考文献のひとつ、じゃないかと思えるほど強烈です。
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