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浄化槽用IoTセンサーの精緻化に挑戦【株式会社Nocnum】

下記の記事でご紹介した株式会社Nocnumは、たけはらDXの取り組みの中で自社開発の浄化槽用センサーのアルゴリズムの改善(精度向上)とハードウェアの改良、事業者の工数削減効果の定量的測定に挑戦中です。

中でも「アルゴリズムの改善」と「ハードウェアの改良」については広島商船高等専門学校(以下、広島商船高専)とタッグを組んで進めており、より早期の社会実装を目指しています。

日々の実験においては、試作段階のセンサーを市内の協力事業者及び民家の約30ヶ所の浄化槽に試験的に設置。広島商船高専の学生たちと協力してセンサーを設置した浄化槽内の排水を採水し、その水質を測定するためのパックテストを行います。そしてセンサーが取得するデータと実際にパックテストで測定した水質に差異がないかをチェックし、差異が確認された場合にはアルゴリズムを修正していきます。

採水作業の様子

このチェックとすり合わせを繰り返しセンサーの異常検知の精度を向上させることで、センサーで排水の水素イオン指数(pH)のデータを連続して取得し、人工知能(AI)の解析で浄化槽が正常に機能しているかの判断に用いることができるようになる想定です。
また、同時に商品化に向けてセンサー本体の機能性の改善にも並行して取り組んでいます。

センサーも細かく改良し実用性を高めていきます

Nocnumは今後、豊富なナレッジを持つ広島商船高専との共同体制をより強め、制度改正に向けた取り組みを推し進めるほか、大型浄化槽向け水質推定システムの開発も進めていきます。

引き続きNocnumの活動にご期待ください!


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