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活動続けるなら離婚してくれ

  
はじめに
お伝えしておくと
10年くらい前のお話です。 
 
 
夫も人間的に成長をしましたし
私も変わりました。
当時の夫の捉え方も
私自身の受け止め方も随分と変化成長を
遂げています。

では過去の出来事にタイムスリップします。

***

 
自己開示ブログを書いていたら
講演依頼がくるようになりました。
 
命の話や魂との出会いなどをテーマに
何度か人前でお話をしていました。
 
ある時
自分をさらけ出していること
なんとなく旦那さんに言っておかないとと
思ったのです。  
  
無理していう必要があったのか
わからないけど
 
完全にタイミングを間違えたと、
伝えたあと後悔しました。 

 
母の自殺未遂とかネグレクトにあったとか
事件に巻き込まれて殺されそうになったとか 
 

そんな話を講演依頼がきてしていると
伝えたあと、

私の期待していた言葉は

「よく頑張ってきたな」とか
そんな包み込んでくれる言葉を
大好きな旦那さんからもらえるだろうと
期待していたのです。 
  
それが・・・

私の期待と裏腹に 
  
 

まるで崖から落とされた気分でした。 
  

ぼそっと一言

「活動を続けるなら離婚してくれ」



誰かを救いたいと思ってやっているのかも
しれないけど

「お前にとってなにが大事なん?」 
  
 
「家族なん?」 
  

「他人なん?」 
  

この問いの言葉が
100万回頭の中をループしました。 
  

いまだに答えは出ずです。 
どちらも大事
何より自分の癒しや浄化になっていた
ことだったから。
  

私は心が凍りつきました。 
 
決して彼は
私が憎くて言ったわけでもないのです。 
  

言い分は

お前が自己開示することで
「子どもたちが誹謗中傷をうけて
いじめられたりでもしたらどうするねん! 」
 
でした。 
  
 
そっか・・・

どんどん自分の中の
全身の力が抜けて行くのがわかりました。 

まるで体が上から順番に
土砂崩れしていくように
崩れてしまいそうでした。
 
 
ひとりになって
わんわん泣きました。

  
悲しいを通り越していました。 
  
 
大切なものを失う恐怖

私の中にある潜在意識のなかの「観念」
「トラウマ」が抵抗をおこします。

大好きなお母さんは
私を置いて出て行ってしまった。
連れて行ってと言っても
連れて行ってもらえなかった寂しさ

孤独 
 
いつかは大好きな人は
自分から離れて行ってしまうんだなという
思い込みが出来てしまった。

 
やっと手に入れたあたたかい家庭。。。 
  

なくしたくない恐怖。

私、なにやっているんだろう。

間違えていたのかな?
 
 
「自己肯定感」や「ポッカリ空いた心の穴」
を埋めるように
ただただ自分を表現して自分が
満足していただけなのかもしれない。

そうだな、自分勝手なことだったな。

家族の気持ちも考えずに、
そうだよね、私が間違えてるんだ。

せっかく手に入れた家庭を
壊したくない。
この幸せを壊したくない。


脅迫電話よりも私にとって
旦那さんから「続けるなら離婚してくれ」の
一言は辛い出来事でした。

 
看護師のパートへ
出掛けていくけど全く他に足がついていない
フラフラの状態が3ヶ月くらい続きました。

廃人のようになって
私は心から笑えなくなっていきました。 
 
 
続けるなら離婚してくれ

という言葉がしばらく頭から離れず
病棟で仕事をしていても心ここにあらずな
状態で
一生懸命、笑顔を取り繕うも

大丈夫?体調悪いの?とか
優しい言葉をかけられようものなら
今にも崩れ落ちていきそうなくらい
脆い自分になっていました。 
 
 
心の中で
「お願い、誰もなにも聞かないで!
優しい言葉をかけないで!」と叫んでいました。


 
そして選択肢はひとつ
活動の封印です。 
 
 
二度と話さないと
自分に言い聞かせました。
 
 
この幸せな子どもとの毎日をなくすことは
怖かった。

もうこれ以上傷つきたくなかった。


はい、終了。

どこかの誰かの勇気になれば、なんてこと
もう考えもしない。

 


そうだ、目の前の家族さえ
私は大切にできていないんじゃないか? 
  

どこかの誰かが幸せになればいいな、
なんて大それたこと考える私が
バカでした。

そう言い聞かせていました。

その時
お世話になった方が
私が夫に言われたことで
どれだけ傷ついて凹んでいるかを
察してくれて

それでも魂は黙ってないんでしょう?
どこかでは諦めてないんでしょう?
ということまで察してくれていたと思います。

そっと言ってくれた言葉が

「理恵ちゃんは
もう少し力をつけてから発信するといいよ」
でした。
 
 
当時はあまりその言葉の意図することが
よくわかっていなかったのです。

力をつけるってどういうこと?

漠然と影響力を持つことかなくらいに
考えていました。

いま、それをわかりはじめている。

その時期がきたのかもしれません。

結婚して数年は、
いい嫁でいなくては、とか
いいお母さんでいなくては、とか
いい長男の嫁でいなくてはと、
偽りの自分だった。 
  
 
でも「いいかor悪いか」を評価するのは
他人だから

いい人を目指すのではなく

幸せな妻を、
幸せお母さんを、
幸せな女性を目指そうとある時
シフト出来た時、楽になり、

そこから


10年かけて私という人間が
どういう人間かを
少しずつ夫にも見せてきたことと、

子どもたちを愛情いっぱいに育ててきた
結果を見て、
私のあり方を信頼してくれるように
なっている気がします。

子どもたちがすくすく育っているのは
お前のおかげとある時言ってくれました。
  

そして
10年のあいだに夫も、夫のなかの何かと
向き合ったのだと思います。  
 

 
 
韓国のルーツを持つ彼は
子どもの頃に「差別」の問題を
目の当たりにしています。 
  

若い頃は自分のルーツに対しての
コンプレックス  もあったと思います。
 
人一倍努力して
自分のコンプレックスを超えるために
もっともっと、と頑張ってきたのだと
私は勝手に思っています。
 
 
そのような経験から
私が発信をすることで子どもが
いじめや差別を受けるのではないかということに
対して不安感を強く持っていたので
私の行動に過剰に反応をしてしまい
「続けるなら離婚してくれ」という言葉が
出たのだと今は理解しています。 

夫もきっと
これ以上傷つきたくなかったんです。
  

10年経って
私が強くなれたのは
仲間ができたからだと思います。
 
 
そして
仲間と共に立ち上げた
「いじめ・虐待撲滅を考える会」で
色んな立場の方と出会い、
対話を重ね、強くなってきたのです。 
 
 
安心・安全な場が
欲しかったのは
実は、1番自分だったのかもしれない。 
 
 
あの時はあの時で
傷ついたので
思い出すと、泣けてしまうけど
  
良い経験だったと思います。
  

 
離婚しなくてよかったし
 
 
今はいちいちひとつひとつ
報告していません 笑
たとえ、私の文章を読んでいたとして
 

夫が不快感を感じていても、

それ以上の絆を
夫婦間でも、親子間でも育んできたから
なにも怖くないです。  
 
 
なんで当時は、
律儀に"私こんなことしてます"って
報告したんだろうね。 
  
認めて欲しかったんだろうね。

かわいいやつだな、私^^  


最後まで読んでいただき
ありがとうございました😊


メディカル呼吸®︎アドバイザー
日本マミーボイスアカデミー協会
理事長 山本理恵

***

 


 
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