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子供、保護者、指導者全員がスタンスや立ち位置を理解して同じゴールを目指しているか

教育する場面において最近は「スタンス」をたくさん重視しています。
子供、親、指導者がどのようなスタンス、立ち位置でそのスポーツ活動に向き合っていくかということです。

例えば指導者観点から述べると
・自分の好きなようにプレーさせて、そのプレーに対してフィードバックするスタンス
(面白いプレーだったけど、今はタイミングが違ったね。など)
・技術を徹底的に教え込んである程度完成するまでは試合もさせないスタンス
・技術が全くダメでもちぐはぐなフォームでも、とにかくたくさん試合させて勝負をさせるスタンス

子供の発言を抑制し、とにかく徹底的に戦術を教え込む。創意工夫のあるプレーはさせないというのもスタンスですよね。
指導者観点で話すと、指導方針といった方が分かりやすいですね。

保護者視点だと、
・技術など専門性には口出しせずに私生活のサポートをするスタンス
・コートと家でのON/OFFを作らず、競技中心の生活を徹底するスタンス

など家庭内での関わり方に対して様々なスタンスがあると思います。

「どのようなスタンスで子供と向き合うか」はもちろん大切ですが、
保護者と指導者が大切にすべきは「3者がどのようなスタンスでいるのか把握している」ことだと思います。

どのような戦略で子供と向き合っていくかは、そのスクールや家庭の方針がありますので、これがベスト!というものはないかと思います。
例え他人が良いと思わなくても子供も含めて全員が認識を合わせて一つの目標に向かっていけるのであればそれで良いかと思います。

ところが、どの競技においてもよっぽど集団のトップにでもいないとそこまで綿密なすり合わせはできません。

例えば

保護者と指導者は共通認識/方針のもと合意しているが肝心の子供が置いてけぼりのパターン
そもそも保護者と指導者の会話が全くなく、誰がどこを目指しているのかわからないパターンなど

スクールが大きくなってくるほど、一人一人との距離が異なってきますので
全員を同じ濃さで認識を合わせるのは難しいかと思いますが可能な限り保護者との会話を増やして認識は合わせたいものです。

特に最近はSNSのおかげで繋がる機会も増えてきました。
LINE@やclubhouseも使ってできるだけ私たちの指導方針などは発信していますが、やっぱりリアルな場で子供の様子を見ながら話せるのが良いなあとも思っています。

大人と子供は進む歩幅も違うので、時々は歩くスピードは一緒なのか、行き先は一緒なのか、親が手を離しても子供は一人で歩んでいけるのか、など振り返る必要がありますね。

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