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50代からの、ワークライフバランスを考えなおしてみた。

私はいつも、気がつくのが人より遅い。

7年前に、「終の住処が欲しい」と思い立ち、小さなマンションの小さな部屋を買った。そしたら、意識が一変してしまった。

……………「おウチが幸せすぎる」(笑

土曜日の朝、一週間分の洗濯物と水やりをしたばかりの鉢植えのグリーンたちが、青空を背に揺れているのを見ながら食べる、遅めの朝食。
幸せだなあ、と心の底から思った。

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鬱気分を押し殺し満員電車に揺られ、深夜までの長時間勤務や休日出勤が常態、「仕事をしている自分=存在価値理由」で、「家=身体を休める場所」だった自分に、「週末だけじゃなくて、こんな気分で毎日過ごせたらどんなにいいだろう」という気持ちが徐々に芽生えて来た。
「滅私奉公はしません」宣言を営業チームに伝え、無理なスケジュールにならないよう調整し、20:00ぐらいまでには仕事を終わらせて帰路に着く。
普通の人には当たり前だろうが、望んでいたワークスタイルを手に入れた満足感に満たされていた。


今年の4月、コロナ流行に因る在宅勤務要請が会社側から出て、急遽pc一式を持ち帰り、部屋の片隅に作った急ごしらえのワークスペースで、恐る恐るリモートワークを始めた。

…………「なにこれ。快適すぎるんですけど」(笑)

二度目の意識革命。
この歳になるまで、自宅で仕事する選択肢を自分に当て嵌めた事なかったから、本気でびっくりした。

自分、リモートワーク向いてるじゃん。
と、言うか、あんなにあった仕事のストレスって、出社しない事でこんなに軽減されるんだーと、一気に健康になった。(笑)

ワークライフバランス。
広告系グラフィックデザインという仕事柄、クライアントに合わせた働き方を自分に強いて来たけれど、もういい加減、違うステージに移行する流れを、自分的にも社会的にも強く感じる。

コロナ禍を越えた後に始まる新しい生活。それが充実したものになるように。

自分だけでなく、後に続く人たちのためにも。自分の生きやすさに寄り添った、もっと風通しの良い毎日を手に入れるためにも。

動き始めなければ、と、強く思う。


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