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スポーツクラブで親しくなった女性が
来月茅ヶ崎へ引っ越し。
引越の日まであと1週間程度と日程が近づく中、
スポーツクラブのお風呂でその女性と久しぶりに会いました。

前回お会いした時は、
「淋しくないわよ、私一人ぐらいここに来なくたって何も変わらないわよ、
 茅ヶ崎で近いから遊びに来なさい!」
「環境はどんどん変えた方が良いわよ、その方が運気も上がるから!」
「麻雀は続けるの、週一回は東京に来たいし
 その時はホテルライフを満喫するの」
そんなポジティブな言葉を聞いていました。
 
ですが、
今回会った時は少し様子が違いました。
色んな方から、
「もうすぐね、淋しくなるわ」
「荷造り住んだの?」
「元気でね」
など声をかけられていました。
 
そんな会話が続き、
なんとなく寂しい空気感に。
それでも彼女はニコニコと明るく会話を楽しんでいる様子。
 
帰るタイミングが一緒だったので、、
遠回りして彼女の住むマンション経由で一緒に帰路へ。
大勢で話している時は元気な笑顔でしたが、
二人になると、
「やっぱり20年以上住んでいたから、なんか淋しくなってきたわ」
「色んな人に引越しのこと言い過ぎちゃったかな?」
「麻雀も引っ越してまで来るなって思われてないかな?」
など、初めて弱音を聞きました。
 
しばらく話した後、
最後はやっぱり
「なんかあなたに愚痴行っちゃった、大丈夫だから遊びに来なさいね!」と。
 
彼女は83歳。
ご主人は昨年他界し、一人での引越。
本心はやはり淋しいこと、
スポーツクラブや麻雀コミュニティの中での立ち振舞に
迷いや不安があることを初めて知りました。
 
人生の先輩なので、
“人にどう思われているのか?”などは
勝手に達観していると思っていたので少し驚いたと同時に、
年代問わず、
多くの人が迷いや不安を抱えていることを感じました。
 
どんなに親しくなっても、
連絡の頻度が減り、
疎遠になる人間関係は一定数存在するのは仕方がないと思っています。
こういう縁だったのかなと、
疎遠になった過去の友人を思い出すこともたまにあります。
 
彼女とは近所付き合いから始まった繋がりですが、
引越した後も連絡が途絶えないよう、
彼女の存在を忘れずにいようと強く思いました。
 

美容スペシャリスト猪越理恵は美容業界歴29年、コーチ歴19年のキャリアを生かし、サン・ティトル株式会社を設立。大手化粧品会社や美容機器メーカーのコンサル・商品開発・メソッド開発・人材育成等を支援しています。 https://www.rie-inokoshi.com/