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イメコンで人生が変わった話

今日、母のパーソナルカラー診断に付き添ってきた。
先日の母の誕生日、何がほしい?と尋ねたところ、「前にあんたがやってた、パーソナルカラー診断を受けてみたい」とのことで、以前私が利用したサロンで診断をすることに。
はじめは緊張していた母だったが、スタイリストさんとの会話の中で自分にどんな色が似合うかわかってくると、驚きと喜びを感じて徐々に笑顔になっていった。

イメコンとは

イメージコンサルティング、略してイメコンは、自分に似合うファッションやメイクを診断してアドバイスをくれるサービスのこと。

代表的なものとして、自分に似合う色タイプを知るための「パーソナルカラー診断」、
骨格や肌の質感など身体的な特徴から、自分をきれいに見せる服のデザインや素材、着こなし方を知る「骨格診断」、
顔の輪郭やパーツの大きさや形など、顔の特徴から、似合うファッションのテイストを知る「顔タイプ診断」がある。

ちなみに私はイメコンにハマったことがあり、すべて診断済み!
パーソナルカラーはウインター、骨格はナチュラル、顔タイプはフレッシュという結果。
フレッシュに似合うような服で、かつ、ウインターの色の服、というのを選ぶのがなかなか難しく、バッチリだという自信は持てないものの、服やメイクなどにかなり活かすことができていると思う。
※似合いそうな服があれば随時受け付けますので、教えてください。

自分のことはわからない

自分に似合う服やメイクを見つけるのは難しい。

ファッションを学ぶには、雑誌を読む、友人に教えてもらう、待ちゆく人を見て盗む、などの方法があるが
人には人の似合うファッションがあるため、真似たものが自分に似合うかどうかはわからない。
「これ可愛いよ!」と勧めてもらったテラコッタカラーのリップが正直イマイチだったり、
これが今のトレンドなのか、と手に取ったくすみカラーのトップスは、せっかく買ったのにあまり着なくなったり。
メイクも服も、何度も試しては首をかしげるトライアンドエラーの日々を送っていた。

母も、若いころは何でも似合う!と思っていたけど、年齢とともに「なんか違う」という感覚が出てきたそう。
年齢を重ねるごとにファッションがわからなくなって、楽しむことを忘れてきたとも言っていた。

そういう人こそ、スタイリストさんに客観的に似合う・似合わないを判断してもらうことで、
「ああ、だからテラコッタはしっくり来ないのか」と今までの似合わなかったファッションの答え合わせや、
「似合う色なんだったら堂々と黒を着よう、そして大胆なカラーにも挑戦してみよう」などの発見をすることができる。

でも、なんとなく気づいている

先ほど、自分のことはよくわからないと述べたのだが、本当は気づいていた、というパターンも多いと思う。

私の場合、学生のころに学校指定だった紺色の制服は下手に選んだ私服よりも似合っている気がしていたし、
就活のときの真っ黒のリクルートスーツだって、ほかの友達よりもなんとなく「盛れている」ような感覚があって、わりと好きだった。
毛玉ができるまで着たおした、お気に入りだったトップスの緑色は、私が一番よく似合うと診断されたビリヤードグリーンの色そのものだった。

母の場合も、なんとなく黄色みの強い色は嫌いで、淡い紫、淡い青色など、今回の診断結果「サマータイプ」に分類されるような色を好み、選んでいた。
(母がイエローベースと診断されなくて、本当によかったなぁ・・・)

きっと自分でもなんとなく気づいてはいるけど、トレンドや自分の年齢、自信のなさから、似合うファッションから遠ざかっているという場合もあると思う。
イメコンで背中を押してもらうことで、堂々と自分の思うファッションを楽しむことができるかもしれない。

好きと似合うの両方が大事

イメコンで診断を受けると、客観的に自分の「得意」なファッション・メイクを知ることができ、これをもとにアレンジしていくことで、大きな失敗はグッと減る。

とはいえ、今まで好きだったファッション、試してみたいメイクなど、これは私に似合わないから・・と切り捨てる必要はない。
自分に似合うようにアレンジすることもできるし、何より、好きなファッションをしている人がなんだかんだ一番魅力的な気がするからである!
逆に、似合うからと言って自分が嫌いだったらファッションは楽しめないと思う。
好きと得意の両方を満たしてこそ、自信をもって輝けるファッションができるのではないだろうか。
それに・・・これを言うと元も子もないが、魅力的な人は何を着ても、どんなメイクをしても、似合ってしまう。そう思いません?

診断を受けた人の中には、自分の診断結果でマウントをとったり、他人のファッションに口をはさんだりする人もいるそう。
ああなんと不毛なんでしょう。
自分には似合わないものでも、ほかの誰かを輝かせることができる。
すべての色・服・ファッションそれぞれに魅力があって美しいと思う。

自分らしさとは

イメコンを受けて、その結果をどう生かすかは各々次第。
私はあまりファッションにこだわりがなかったので、ゴリゴリ診断結果に寄せた服・ものを選ぶことが増えた。
それでも以前より自信をもって買い物をしたり、人に会ったりできるようになり、人生が楽しくなった。
外見に自信が持てると、内面も明るくなれる気がする。
もちろん、似合うかどうかよりも、貫き通き通したい「好き」があるのも素敵。
結局自分が自信を持てるかどうかが大事なのかな~と、母の診断を受けながら、考えていた。
母が今後ファッションをもっと楽しめるようになったら嬉しい。



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