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感じるチカラ

皆さんは人が体験している感情、悲しみや喜びに自分の感情がリンクして同じように悲しくなる、嬉しく感じるといった経験はないでしょうか。


これを「共感」、エンパシー(empathy)といい他者と喜怒哀楽の感情を共有することを指します。(Wikipediaより)


ダニエル・ピンクは著書「ハイコンセプト」の中で「共感」について次のように述べています。

「共感」とは、相手の状況に自分を置き換えて考えられる能力であり、その人の気持ちを直感的に感じ取れる能力である。

これほ、ほとんど無意識のうちに行っていることであり、よく考えた上での行動というよりは、本能的なものなのだ。

「共感」と「同情」は違う。
同情とは他人を気の毒に思うことだ。
だが、共感とは、他人と「ともに」感じ、その人だったらどんな気持ちがするだろうかと感じ取ることである。

コンピュータにはマネすることができず、遠くにいる人が電子コミュニケーションで行うことはできないとはっきりしている資質が一つある。
それが「共感」である。


私は昔、自分のことをとても弱い人間だと思っていました。


例えば、職場の同僚が上司に叱責を受けているのを見たとき、私はまるで自分が叱責されているように心が苦しくなります。


たまたま付けたテレビで悲しいニュースを見てその辛さに共感し思わず涙したこともあります。


その頃の私は自分のことを何て弱い人間なのだろうと、もっと強い人間にならなければと思っていました。


ダニエル・ピンクによると、この「共感」する能力は医療従事者にとっても必要な資質であると言います。


情緒面を素早く理解してケアを行うことのできる能力は外注したり、自動化できることではないからです。


このことを知ったときから私の弱さだと思っていた「共感」するチカラが実は私の強みなのかもしれないと思うようになりました。

あなたの強さは、あなたの弱さから生まれる。
ジークムント・フロイト


2023年は風の時代に完全にシフトしたと言われています。


今は物質的な豊かさよりも心の豊かさが求められる時代になりました。


共感できる力はあなたの武器になる。


そんな時代が来たのかもしれません🌝

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