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一緒に乗り越える

~ セッションのご感想より ~


ヨーロッパにお住まいのTさんからZoomのモニターセッションのお申し込みをいただいたのは5月中旬。

メールにはTさんがカウンセリングの資格をお持ちということ、クライアントさんとのセッションで催眠を用いたときに前世が出てきたことから、前世療法にも興味を持たれていることなどが書かれていました。

「え、プロの方が??私なんてまだまだひよっこなのに…」

と思いながらもメールのやりとりをしていくうちに、私の自信のなさが伝わったようで、Tさんからは、異国の地でしかも外国語でカウンセラーとしてスタートを切った頃のさまざまな思いや経験談とともに

一人より、二人で乗り越えて行く方がクライアントさんは楽なんだなーと思うようになりました。
なので、明日は一緒に乗り越えて頂けたらなと思います。

と励ましてもいただいた。クライアントさんに気を遣ってもらうなんて申し訳ないなという気持ちと

「そうか、私が何かをしようとしなくていいんだ。
 あくまでパイプ役なんだから、それに徹しよう」


と腹が据わるような感覚もありました。

セッションの詳細はここでは割愛しますが、インナーチャイルドや深いところに置き去りにしてしまった思い込みや寂しさの感情など、とにかく想像を超える大きさ・重さのものを抱えていらしたことに気づき、たくさんの涙を流されました。

セッション後半の振り返りでは、さすがプロだなぁと思うような視点でコメントをいただき、冗談を言い合ったりもしつつ、私のほうこそ多くの学びを経験させてもらったという感謝の気持ちでいっぱいでした。


以下、1週間後にお送りいただいたご感想です。
許可をくださったので、そのまま掲載します。

カウンセラーという仕事上、勉強もしてきて心の対処法も知っているはずなのに、日頃、度々現れる虚無感そして怒りと自信の無さがどうしても拭えずにいました。なので、周りの家族や友人に愛のある暖かい言葉が出ないときがありどうしてなのか分かりませんでした。

前世療法と出会い少し勉強していく中で、もしかしたらこれで紐解けるかなと思いりえさんにお願いしました。

いつも人とお話しをするのが好きで、人と話すのは慣れていて、前世療法もとても楽しみにしていたのに、時間が近づいてくるとちょっと緊張をしていました。でも、りえさんの暖かい笑顔で直ぐに緊張も解れました。

セッションは、インナーチャイルドワークから始まりました。自分でも何度もしていて、かなり進んでいると思っていたのに、怒りの奥にいたのを見つけて頂きこんな所にまだ居たんだとびっくり驚きました。

話しかけても、謝っても、ハグしても、座っていて顔をひざに乗せうつむいたままで、手はだらんと床の上で、何の反応もありませんでした。エネルギーを送って頂き少し笑顔が見えました。怒りの原因がまだまだここにあったんだと気付き、愕然としました。

それから誘導して頂いたのですが、窓を開けてしまったので外の音がとても気になっていました。このセッションを受ける前に自分で何度も行ったのですが全然見えて来なかったので、誘導についていけなかったらどうしようととても心配していました。でも、りえさんの誘導で自然に入っていけました。

過去世が段々と見えて来ました。それもまたまた驚きでした。手放しワークがどうしても出来ずにりえさんにあの手この手でして頂き大変ありがたかったです。始めから泣き通しで、こんなにも涙は出るのかと言うほど泣いて、誘導が終わってからは頭がぼーっとしていました。

その後、忘れないうちに色々書き留めておこうと思いましたが、頭がいっぱいで出来ませんでした。

早速、次の日から気付きが出始めて、今まで蓋をしていた寂しいという感情が浮上して少しずつ受け止められる様になりました。やっと受け止められる様になったのかと思うと、まだ涙が出てきます。寂しさだけでなく、今まで周りに支えられてここまで来れたのだと感謝の心も倍増しています。

りえさんと一緒に開けて頂けた蓋は、自分でもびっくりするくらいとても重くて、途中で開かないのかなと思うくらいで、次の日は足が筋肉痛になるくらい固まってました。でも、開けて頂けて本当にありがたかったです。これからはどんな自分でも受け止め、自分と仲良くして、周りにも心が軽くなる様に言葉がかけられる様にしていきたいと思います。

本当にありがとうございました。

T

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無我夢中でぶつかっていったようなセッションではありましたが、私にとってもいろんな意味で気づきの多いものでした。

何といってもクライアントとセラピストが一緒に乗り越えていく…というスタンス。
山登りやトレッキングもそうですが、メロディを一緒に奏でるものだったり(ジャズやピアノなどでも ”セッション”といいますしね)、航海をともにする『伴走』だったり。同じような船としてなのか、はたまたカモメのような存在として旅をともにするのかは、その時その時でまた異なるのでしょう。

でも即興という意味ではまさにジャムセッションなんだなぁ、と。

ひとつの言葉からあれこれ連想して意味をつなげてしまうのは、もはや職業病ですね(笑)


気づきをくださったTさんとの出会いに心から感謝です。

実際のTさんはとってもお茶目でかわいらしく、笑顔が素敵な方で、勝手に私がビビっていたんだなぁということも、今となっては冷静に振り返ることができます。



お読みいただきありがとうございました☆



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