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出会いは偶然?

2023という一年の本を閉じようと人々が忙しくなりはじめた。
紛れもなく私もその1人。

毎日毎日2022年までの本を読み返しながら新しいページを書き加えていく。
この作業も早21年。
今年は本当に膨大なページになりそうだ。

さて、話は移り変わって、わたしの人生で大切にしていることは人との出会いだ。

人との出会いは私にないものを教えてくれたり、新たな刺激を与えたり、その人なりの哲学を教えてくれる。

学校方面で言えば、哲学科の大学院を探す中で私のやりたいことはなにかを抽出してくれた先生や、ここに本当にやりたいことがあったと思える環境に出会えた。
その上、教職課程では社会科全員の仲が良く、褒めるだけの関係でない指摘し合える関係性があることに出会えた。


去年はどうにか1人でやってやろうという気持ちがあまりにも強すぎた。
ライオンか?狼か?いや動物ですら集団になるぞ?
、、、まあとにかく今年の学生生活はかなり謳歌した。

なにより、私は新しいアルバイトでの出会いが衝撃だった。
4月に入った焼肉屋のバイト。
いや、きいてへんきいてへん。
こんな接客スキルないって。
お箸落とした音に反応するのはもうAIかBOTやん。

だけど、接客を教えてくれた店長や社員の皆さんは物分かりの悪い私に丁寧に根気よく教えてくれた。
おかげで、寮の先生が食べに来てくれたときベタ褒めのベタ褒めだった。

ありがとう店長。

しかも、私はよく皿を割る。ボケっとするのもうほんとにどうにかならんか?というヤバさの持ち主だ。

でも怒らない。最初の言葉は皆さん揃って
「大丈夫ですか?」
主語が頭も体でもなんでもいいのだ。
この大丈夫ですかにやってしまった心というものは容易く救われる。

一度だけ店長に怒らないんですか?と聞いたことがある。店長は

「怒って何の意味があるの?それでどうにかなる?」
といったのだ。
え、皿って割ったら怒られるんちゃう?いや、しでかしたらおこるやろ、、、関西で育った私にとって怒らないとか声を荒げないとか、ネタにしないとかそういうのが新鮮で戸惑った。
でも

「意味のない怒りはその場を不快にさせるし、やらかした人も、それを怒る人も疲れさせるだけ」

ということをこの出会いに最も教えてもらった。

ただ、もう皿を割って解雇にだけはされたくないので陶芸の技術でも学びに行こうと思う。
割る気も悪気もない。

すこし前に戻って、寮の叔母様が食べに来てくれたあと、感想をわざわざ後日教えてくれた。
たくさんのありがたい言葉と共に、スカウトが舞い込んだ。どうやら一緒にご来店されていた人が飲食店をやられているそうだ。
私は偶然ランチの仕事を探していた。
「やらせてください!!」
と言ってしまったが本当にいいのだろうか?

なにはともあれ、人との出会いはさまざまな新鮮さと学びを与える。それ以上に人との出会いはさらなる出会いをも呼ぶ。

激闘の2023という題名がつきそうな本の幸せな1ページにそっと、この出会いを挟む。

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