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子どもの前で担当の先生を労おう

3月も、もう中盤。たてわり活動、委員会活動などの終わりが近づいています。

小学校で教務主任として働くリッケンです。立場上、さまざまな先生方の相談に乗ることも多いので、先生方の悩みやがんばりについては痛いほどよくわかります。

1年間担当として子どもたちと共に走り続けてきた先生にはぜひ労いの言葉をかけていきたい時期です。

先生方も、それぞれの担当の仕事が終わった時には、その先生に直接、「お疲れ様!」と声をかけると思います。

直接だってもちろんうれしい。ですが、今日おすすめする方法は「子どもたちの前で担当の先生を労う」です。感謝の気持ち、お疲れ様の気持ちが何倍にもふくらんで伝わります。では実際の語りについていってみましょう!


児童会担当の先生へ

児童集会での後期児童会役員のあいさつが終わった後、担当の先生が、半年間のがんばりに対して、労いの言葉をかけて解散という場面でのこと。

ちょっと待って。先生からも一言いいかな?

半年間よくがんばったね。後期には、〇〇という企画、〇〇という企画と今までやっていなかった企画も実現したね。各学年のみんなも「〇〇」って言って喜んで参加したり、「〇〇がんばろう〜」と声をかけ合っていたよ。全校のみんなにも楽しんでもらえてよかったね。

これは、みんなが、一生懸命アイデアを形にしようとがんばったから。

それからもう一つ。

最初にみんなが企画を考えた時、申し訳ないけれども実行できるような状態ではなかったんだ。でもね、〇〇先生は、いろんな先生方に相談して、どうしたら実現できるか考えて、何度もアイデアを修正して持ってきた。

これってなかなかできることじゃ無いんだよね。

「このアイデアはこんな理由があるからやっちゃダメ」こうやって、ダメな理由をつけてアイデアを握りつぶしてしまうことって、ものすごく楽で簡単なことなの。

でも、〇〇先生は、みんなのアイデアを大切にしたいと、みんなとアイデアを練り直し、何度も修正案を持ってきた。

それがあったからこそ、みんなの企画が実現し、全校のみんなが楽しんだり学んだりできた。これをぜひ覚えておいてほしい。

みんなが、これから大きくなって仕事についてこんな風に新しいアイデアを試そうってなった時、ダメな理由を見つけてアイデアを握りつぶしてしまうんじゃなくて、〇〇先生のように、「どうしたら実現できるか?」と考えて、その人を応援してあげられる人になってくれたらうれしいです。

まとめ

こんな風に、子どもたちのがんばりも認めつつ、その裏には、その先生の熱い気持ちと行動があったということを伝えることで、子どもたちも担当の先生も労い、勇気づけることができます。

先生方のがんばりを労うときの参考にしてもらえたらうれしいです。


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