見出し画像

結局「どんな大きな問題」も一口サイズに細かく分け、それを「1つ1つ解決して行く」しか無いのだとようやく分かってきた(連続投稿710日目)。

 例えばあなたがある会社の会社員で「その会社を辞めたくてたまらない」のに「今辞めるなんて、そんな大きな事が自分に出来るわけが無い」と思い込んでいたとしよう。そんな時に何気なく「洗い物でいっぱいのシンクからお皿を1枚だけ洗ってみる」なんて事をしてみると「あれっ、自分って自分の世界を少しずつならば変えて行かれるじゃないか。これってもしかしたらこの延長線上で転職もなんとかやれるんじゃないか」なんて言う考えにたどり着ける可能性は、決してゼロでは無いはずだ、と個人的には思う。

 そんな時にコツになるのは「大きな問題」も一口サイズに細かく分けてやって行くこと。例えば前出の洗い物だと「膨大な量の洗い物」と言う「大きな問題」を一口サイズに細かく分けて「まずはお皿1枚」と言う感じで「敢えて全体を見ず」に「目の前の細かい1つだけ」に集中して行動すると、確実に一歩一歩前進できるような気がするんだよなあ。

 実は僕が学校で担当している「譜読みの授業」も「じゃ、まずは譜割りだけやろう。音程無しね。せーの、タンタタタタタン」とかそんな感じの「小さな一口」から始めて少しずつ全体を読める所にまで持って行っている。そうすると皆さんかなり複雑な譜面でもけっこう読めるようになって、正直こちらがビックリしてしまう事もしばしばだ。

 僕は自分の著書「ベース基礎トレ365日!」の冒頭に「くじらを食べるのも1口ずつ。1日1口サイズの2小節のフレーズだけを、毎日マスターして行きましょう」と書かせて頂いたのだが、我々は蛇みたいに「自分で顎を外して巨大なカエルをヒトノミにする」ような大それた事は出来ないので、結局こちらの口の大きさよりも大きな物は、細かく分けて食べるしか出来ない。

 という事はどんな大きな問題も結局細かく分けて、自分で処理できるポーションを1つづつ解決して行くしか方法は無いわけだ。最初に書いた「転職」だったら、まずは「転職サイトを色々見る」、その中から「良い感じのところを選んで登録する」。それとか「先輩や友人に事情を話して何か仕事先を斡旋してもらう」とか、そういう「小さな一歩一歩」を積み重ねて行くしか結局術は無い。

 しかしそういう「小さな一歩一歩」を積み重ねさえすれば、結果的に大きな事を成すゴールは確実に近付いて来る。そして「とりあえずお皿を1枚洗う」みたいな最初の「何気ない一步」が実は後から振り返れば「偉大な一步」だったとわかったりするのかもしれない。

 とまあこんなnoteを書きながら、僕は今シンクに溜まっている大量の洗い物が気になっている。ひとまずお皿1枚から始めたいので、今日のnoteはこれぐらいで失礼したい。いや〜、毎日読んでくださって、本当にありがとうございます!!!

*ボーカルやベースの教則本を書かせて頂いております。リンクをご覧の皆さん、ありがとうございます!!!


*そしてここからは本日の記事に関連していそうな本のリンクです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?