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【音楽遍歴】高校2年生のときの出来事②

はじめに

前回の音楽遍歴では高校2年生のときの文化祭のクラスの出し物で「ドッキリ上映会」をやった話を書きましたが、今回は同じく高校2年生の文化祭で、友達と一緒にバンドをやった話について書いてみます。

楽器演奏

以前書いたように、真面目に練習した記憶はほとんどないものの、幼稚園から小学校6年生までの8年間もエレクトーンを習っていたので、キーボードはメチャクチャ難しくなければそれなりに弾けました。ただ、ピアノはエレクトーンとは違って鍵盤が重いので、微妙なニュアンスはサステインペダルで誤魔化しながら。

また、中学生のときは独学でギターを練習して、校内の合唱コンクールでイルカの「なごり雪」とかアリスの「チャンピオン」とか赤い鳥の「翼をください」のギターパートを弾いたりしていたので、それ程巧くないキーボードよりも一段落ちるものの、一応ギターを弾けたりもしました。当時聴いていた音楽と演奏していた音楽とのギャップが激しいですが、生きている中ではそういうことも多々あるということで。

音楽の授業での発表会

高校1年生の音楽の授業で、音楽を選択している友達とグループを作って、自分達で好きな曲を選んでみんなの前で発表するというものがありました。僕は同じクラスの2人とグループを組んで、Thompson Twinsの"Hold Me Now"を演奏しました。僕はキーボード(ピアノ)担当で、友達はドラムスとベース。ドラムスの友達はドラムス初体験、ベースの友達はベースなんて弾けないからシンセサイザーでベースを弾くことになりました。誰もボーカルをやりたがらないので、キーボードのパートを自分なりにアレンジして、メロディーを入れて何とか乗り切りました。

合わせて練習できるのは1週間に2時間の音楽の授業のときだけで、正直言って人前で聴かせるレベルには全く達していなかったけど、前向きな感想を言ってもらったりして、楽しかった記憶はあります。

ちなみに、"Hold Me Now"を選んだ理由は、3人でも何とかなりそうだったのと、この記事で書いた彼女が音楽の授業を選択していたこと。彼女にはThompson Twinsのカセットテープも貸したので、何とかならないものかという願望を込めるという未練たらしさ。もちろん、当然友達にはそんな裏の思いがあることは一切伝えず、そして当然何ともならなかった訳ですが(笑)

バンド結成

バンドと言っても、オリジナル曲というような本格的なものではなく、当時流行っていた曲を5曲くらい演奏するというお楽しみ会の発表に近いレベルのもの。高校1年生のときのクラスメートがモテたいという正しい理由でバンドをやることになり、音楽の授業のことを思い出した友達が、僕に声をかけてくれたのがキッカケでした。

結成メンバー&ボーカルが尾崎豊が好きだったこともあり、尾崎豊の「回帰線」の曲を中心にして、当時流行っていたBryan Adamsの"Heaven"とTears for Fearsの"Everybody Wants to Rule The World"が曲の候補になりました。ただ、Tears For Fearsはドラムスの友達がシャッフルのリズムを叩けないという理由で、途中で断念するハメに。この辺が僕を含めてお楽しみ会たる所以です(笑)

僕はある曲ではピアノ、別の曲では据え置きシンセサイザー、また他の曲ではショルダーキーボードを引っ提げてブラスセクションと鍵盤楽器全般を担当。本番ではミスタッチしまくりで、今思うと「自ら手を挙げておいて、人前であのレベルで面の皮厚く演奏したなあ」と恥ずかしさ爆発ですが、実は本番よりも夏休みにスタジオに集まって練習するのが一番楽しかったりしました。

おわりに

今回は高校2年生のときの文化祭でのバンドについて書きました。モテたいという思いで始まったバンドですが、残念ながら何も起こることはなく、その後もそれまでと同じように時間が過ぎて行きました。

ただ、しばらくは聴く専門だったので、この機会に楽器を演奏する楽しさを思い出せたのは収穫でした。そして、「テクニックがないからこの曲はできない」という理由をなくすため、「絶対にシンセサイザーとシーケンサーを買う!」と強く思った瞬間でもありました。この辺の話はまた別の記事で書こうと思います。

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