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【陰陽☯の章・5/4/前Ⅰ】〜『いったい私はどんな体質であるのか!?』[第5章〜4節・前Ⅰ]より
◉[最終章]【誰でも解かる『漢方概論』】〜、…[「東洋医学の方程式」を駆使して、「自身の体質」を知る〜【第5章/第4節・前Ⅰ】]④
【第5章】〜[「東洋医学の方程式」を駆使して、「自身の体質」を知る]〜、 [Ⅳ]〜【脾虚熱証体質・前Ⅰ/素因分類】後書き
※[「太文字」に注目して、お読み下さい]
■ 今回の『例題⑧』《患者さん》〜、
[N・Kさん(50歳後半)/女性・工場勤務]は、現在の『東洋医学』で云う【脾虚熱証体質(脾陰虚or胃陰虚)/素因分類】の方が、… 体調が悪くなり、拗れて非定形型の、『脾虚証(寒湿困脾)』に移行した場合の「病理」と位置付けられる。
※ その「理由」は、…
・既に述べています、「解説/考察」により、… である…。
◆ その理由は、〜
・【数年前(2〜3年前)より、『左大腿部・前/横側』が「痛む」様になった…。】
を解釈すると、…
※『脾虚』による「胃の実(この場合、『胃/胆経絡』に変動が起きた)」の症状であり、…
・【「夏以前」は、「鼻が詰まったり&鼻炎になったり」、…「扁桃腺が腫れたり」、…「よく口角炎を起こしてました!!」…】とは、… ※『脾陰虚or胃陰虚』による「胃の熱(この場合、『胃/胆経絡』に虚熱が昇った)」の症状である、… と考察出来る。
◇ しかし、… 今年の「夏」暑かった為に、『外因(暑邪)』に侵され、『不内外因(冷食)』をしてしまい、… 一時的ではあるが、
・『素因の脾虚熱証体質』が、何時も体質が悪い時になる『脾陰虚or胃陰虚』移行し、…
・更に、『寒湿困脾』の病理の状態に移行したと考察出来る…。
※[この時の「決まり手」となる「N・Kさんの症状」が『帽子を被ると、… 額に跡つきますネ‼」、… 長く被ると、確かに頭痛・頭重がする時がありますネ‼、…』と云う事である…。]
の様に、…『素因』として、『脾虚熱証体質』がある、…
と云う事からである。
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□『漢方専門の従事者』の方々は、…「病気の症状」を『三焦(「上焦・中焦・下焦」)』と云う「カテゴリー」に分類して…「病理」を判断する…。
・以前の「ファイル[[Ⅰ]〜【肝虚寒証体質➀/素因分類】後書き)]にて、…
一度『上焦』のみ、説明しましたが、…
今回は、『三焦(「上焦・中焦・下焦」)』全てを解説してみます…。
◉『三焦(「上焦・中焦・下焦」)』について
■『三焦』は、「気と水の通り道」で、「五臓六腑に、気・水を送り出す働き」があります。
◆「全身の気と水液の通路」
・『三焦』は『気/水』の「通り道」を意味しており、…
『上焦/中焦/下焦』の3つに分けています。「対称となる臓器はありません」が、『三焦』の中で、『上焦は 心・肺』で、『中焦は 脾(胃)』、『下焦は 肝・腎』に分布していると考えています。
※『上焦』とは、〜
・三焦(さんしょう)の一つ、… 上焦は
『心/肺』を含み、その生理機能は「呼吸や血脈を司り」、「飲食物の栄養分(飲食水穀の精気)を全身に巡らし、全身の臓腑、組織を滋養する」臓器の事です。]
◆ 続いて、… 『中焦』とは、〜
・『 中焦』は、『脾/胃』を含み、『上焦/下焦』と繋がり、「体内物質の昇降の中心」です。 その生理機能は飲食物の消化、栄養分の運搬(運化)を司る事です。
◆ 最後に、… 『下焦』とは、〜
・『 下焦』の機能は、『肝/腎/小腸/大腸/膀胱』を含み、機能としては、
[水穀、及び水液の清濁を分別して、不要なものは体外へと排泄する]である。
となる…。
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■今後の『脾の病証』(『脾虚熱証体質』)として、…
・今回の、…
➀『脾陰虚・胃陰虚(ひいんきょ・いいんきょ)』&
②『寒湿困脾(かんしつこんぴ)』、… 及び、
③『胃熱(いねつ)』、…
④『脾胃湿熱(ひいしつねつ)』、(次回)、…
⑤『胃気上逆(いきじょうぎゃく)』(次々回)、… 以上である…。
次回、…[Ⅳ]〜【脾虚熱証体質/前Ⅱ/脾胃湿熱/素因分類】「例題⑨」へ、続く…。
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