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グループワーク教育の愚痴(日本とカナダの違い)



 大変偉そうなタイトルでごぜえますな。さぞかし立派なご意見をお持ちなんでしょう、と訊かれたら私は詰みます。持ってない、全然。そりゃそうでしょ、まだ高校生なんだから「今の高校教育はクソだ」とか主張する自信は無いっすよ。


 今日カナダに留学していた従姉が我が家を訪れたんだけど、その話が面白かった。彼女は中学卒業してからカナダの高校へ留学、そのまま大学へ進学していったんですが、カナダの教育って日本の教育と全然違うらしい。


 日本でいう学校の勉強、とは、授業を受けて教科書に書いてあることを覚え、テストで点を取る、といった流れが主流。むしろそれ以外の勉強を自分は知りません。授業もテストのためにあるもので、プリントの穴埋めとかそういうスタイルの授業も多い。特に文系科目では。


 しかし、従姉によると、カナダの勉強ではプリントの穴埋めなんてちっともしないらしいです。主流なのはディスカッションとレポート。ひとつのテーマについてグループごとにとことん話し合い、結論を出すというディスカッションと、自分の考えを自由に述べるレポートの記述。テストもそんな感じで自由度が高いそう。


 ディスカッションのテーマとして従姉が話していたのは、「太平洋戦争の終幕において、原子爆弾は必要だったか」というもの。お、重てえ…と凡人は後退り。


 その話を聞いて思いましたね。「うわ、カナダ行きてえ」と。なんて面白そうなんだろう、とワクワクしました。毎日そんな授業とか素敵じゃないか。最高じゃないか。


 日本でもグループワークが導入されたりとかすることはあるそうですね。自分も経験あります。あれはたしか地学だったかな。月の満ち欠けについて調べてグループで問題を解いてこい、みたいな。やらされた気がする。


 さてここから本題です。グループワークをやらされた経験がある人は分かると思うんだけど、あれなかなかだるくねえ?俺はだるかったよ、悪いけど。

 なぜかって考えてみたんだけど、俺たちグループワークができるような育てられ方してないよね。勉強はひとりでこつこつ頑張るものだし、授業中喋ってたら注意されるじゃん。人と意見を交換してみよう、とかやったことないし、やる意味もよくわからないんだよ。


 先生も途中でグループワーク飽きてさ、1ヶ月くらい続けたらもう通常授業に戻したりとかあったもん。俺らも普通の授業の方が話聞くし。やりやすいし。


 じゃあなんでグループワークは失敗するの?と考えてみる。以下に考えうる理由を挙げてみた。


▶︎1.一般的には失敗してない。俺の学校がたまたまグループワークの教育が充実してない。

▶︎2.やるべき科目でやらず、やらなくていい科目でやってる。例えば理系科目でやって文系科目でやってない。

▶︎3.先生が効果的なグループワークのスタイルを確立できてない。

▶︎4.俺たちがバカで陰キャなので、状況の変化に対応できてないだけ。


 さ、どれでしょう。1だった場合はそこで議論終了です。このnoteを見てくれた人に謝罪します。2、3は先生のせいだね。
 4だったら俺らがいい子症候群だということだ。金間大介先生の本を読んで出直そう。


 とりあえず2、3の場合について語るね。4についても後々語るかもしれませんがそれは未定です。また借金を作ってしまった。


 効果的なグループワークの仕方を考えるに、やっぱりお互いの思想をぶつけ合うのが1番面白いと思う。政治、宗教、高校生にもなれば固有の信念をみんな1つは持ってる。それについて語り合えたら楽しい。理数系なんて思想が挟まる余地ないんだから、グループワークなんてすんな。と自分は思いますね。意見交換もクソもなくね?こんな解法もあると思う!とかできるやつ同士だけでやればいいし、数学苦手なやつは入り込めない。


 ここまできて教育者側の人の意見も聞いてみてえなあ、と思いますね。生意気な学生で申し訳ないけど、でも俺はこう思ってるんだ。というのを一回伝えたい。暇な先生いねえかな。いねえか、受験学年だし。

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