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嗚呼、カレーが恋しいなぁ

■投稿企画に参加してみました。
#イチオシの美味しい一品


2019年まで、この時期はいつもインドにいました。
北はリシケシ。
滞在していたヨーガアーシュラムはガンガーの上流で、その川のせせらぎに静かに耳を傾けて、聖典を学ぶ。
時々、とち狂ったように極寒のガンガーにダイブ!沐浴!
はい、クレイジー!ww

南はマンジャクティ。
とんでもねぇ田舎です←失礼ww
南国の草花、むせ返る熱波、クソ甘チャイ。
そしてゆっくりとした時間が、私をなんともシャンティな気持ちにさせてくれました。

2020年。コロナによって世界が一変してから、なかなかインドに呼ばれなくなりました。
それはネガティブな意味ではなく【今いる場所にあなたのやるべきことがある】という、インドの神様からのメッセージのような気がしています。
実際、海外をフラフラと放浪修行していた頃より、今は自分の成すべきことが明確でいられています。
海外をフラフラしていた時は【修行】という大義名分のもと、自分の心の隅の隅に「ここではないどこかに私の幸せがあるのでは」とか「ヨーガの真髄を学ぶには、もっと有名な聖地を訪れ、有名な聖者にブレッシングしてもらわなきゃ」などと、勘違いの蜃気楼を追いかけていたような気もします。

師に付いて学び、聖地を訪れ、祈り、現地の人や歴史に触れ、やりたいことをやり尽くしたあとに改めて、私の居るべき場所とやるべきこと、そして学ぶべきものが明確になりました。
だからかな、あれだけ恋しかったインドも今はそれほど恋しくないんです、ポジティブな意味で。
今後の人生で再びインドに呼ばれることがあれば、きっと行くんでしょうけど。
今は自分の居るべき場所でやるべきことをやっています。

ただ。
ただ、ですよ?
マンジャクティのアーシュラムで食べた、あのカレーの味は忘れられないww

日本では南インドレストランって、ネパール・インドカレー屋さんよりも圧倒的に少ない気がします。
ましてや私の住む田舎町に、そんなシャレたカレー屋なんてあるわけねぇじゃねぇかww
そしてやっぱり、そういったレストランよりもアーシュラムのコックさんが作ったカレーの方が何倍も美味しく感じるんですよね。

南インドは灼熱の国なので、さっぱりサラサラ系のカレーなんです。
アーシュラム内の畑で取れた新鮮なベジタブルと、修行者の為に選ばれた刺激の少ないスパイス達が絶妙にミックス。

日本の修行僧も実践していますが、五葷は瞑想の邪魔になるので使いません。
辛すぎるスパイスや臭いのキツイ薬味など、アーシュラムには無いんです。
五葷は抜く!が必須。

そして毎日、朝昼晩カレーなのに全く飽きない。なぜなら毎度全く味が違うから!
繊細で複雑なスパイスの組み合わせが、毎度飽きない味を作ってくれるんです。
あっさり味だから、何杯食べても胃もたれしない!

メインのカレーに加えて、酸味の効いたカレー、サンバル。
そこに、ある時はプーリーと呼ばれる揚げパン、またある時はイドゥリと呼ばれる発酵蒸しパン、またまたある時には小麦粉を焼いたチャパティというものを付けて食べる。
カレーの味変をするための甘くないヨーグルト、ライタやチャツネという調味料もまた、カレーの味変に一役買ってくれる。
そして、トマトの酸味が効いたスープ、ラッサム。

どれもほっぺた落っこちちゃうくらいに美味しい!!
そして極めつけのクソ甘チャイ!!

白砂糖は体を冷やします。
日本では良しとされませんが、灼熱の国ではダッバダバに白砂糖を入れたクソ甘チャイが、なんとも合うのです!!!
カロリー?そんなもん気にしてられっか!!ww
ラッシーじゃ邪道なんだよなァww
冷え冷えのラッシーではなく、あえての灼熱クソ甘チャイwwwwww!!!

嗚呼、灼熱の国の愛しきあのカレー。
手でも上手に食べられるようになったのに。
親指と人差指と中指を上手に駆使して、めっちゃ現地の人みたいに食べられるようになったのに。
顔面カレーだらけになって、食後はクチの周りがイヌみたいになったのに←それはダメだろww
灼熱の国で食べた、あのカレーの味が今でも忘れられませんww

いつかまたインドに呼ばれたら、何よりも一番にあのアーシュラムでカレーを食べたいなと思う、今日この頃。

もうすぐ春ですね。
カレーの季節です。←えww


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