TOEIC805点がアメリカに住むとどうなるのか。
こんにちは!大学生Ryoです。
今回は僕がアメリカで生活している(滞在6か月目)ということで、英語力という観点からその率直な感想をお伝えします。
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渡米前の英語力
まず初めに僕の英語力をお伝えすると、タイトルにもある通りTOEIC805点というのが、僕がアメリカに来る前の英語力でした。
リスニングとリーディングの内訳はこんな感じです。
(リーディングが酷い、、、)
TOEICを受験したのは去年の7月で、渡米したのが今年の3月末なので約半年の間はオンライン英会話を3日に2回くらいのペースでダラダラとやっていました。(特に英語力の伸びは感じませんでした)
ちなみにスピーキング力については、「あいさつや簡単なトピックについて、中学英語を用いて返答することができる」というレベルでした。
TOEFLで90点、100点、IELTSで6.0、6.5ほどの英語力はなかったでしょう。
「リスニングはそこそこ得意だったし簡単な会話くらいならできるし、まぁ死ぬことはないだろう」、とそんな気持ちで渡米しました。
結論、死にはしなかったが、ホームシックになりかける。
(なりかける。いや、なってないんかい!とツッコみを入れてください)
僕はアメリカに来た数日後から大学のサッカー部の練習に参加し始め、その次の週から春学期(4月から6月)の授業を受け始めました。
サッカー部のチームメイトと関わる中で最初に思ったことが、
「こいつらの英語、呪文かよ。」
これは誇張しているわけではなく、会話の2回に1回くらいは、会話の中で聞き取れる単語が1つもないことがざらにありました。もう、悔しさと不甲斐なさで叫びたくなるような気持に何度もなりました。
聞き取れなかった原因は2つ。
①Would you like a bag?事件
②I got you.事件
①「Would you like a bag?」事件
スピードが速すぎて知っている単語すら聞こえない。
スーパーマーケットに買い物に行くと、決まって「Would you like a bag?」と聞かれるが、これすら聞き取れない。もう最後の「~bag?」くらい聞き取れると思うかもしれないが、「Would you like a bag?」初体験の僕には聞き取れなかった。
これがwould you like a bag?事件で、チームメイトの会話が全く聞き取れなかった原因の一つ目。想像の何倍も速かった。オンライン英会話で会話スピードがいかに非実用的か、ということを痛感しました。
②「I got you.」事件
知らない表現が多すぎる。
ある日、サッカー部で試合があり、グラウンドに向かっている最中にすねあてを家に忘れたことに気付いた僕は、チームのグループチャットで予備を持っている人がいないか尋ねたところ、
「Yee, I got you.」
と一人のチームメイトから返信が来ました。
なんとなく貸してくれるんだな、ということは分かりますが、この「I got you」の使いどころが当時はいまいちよくわかっていませんでした。
その理由としても、この「I got you」という表現は、いろんな場面で幅広く使われるのにもかかわらず日本にいたときに学んだことはなく、聞いたこともありませんでした。そこからいろんな場面でこの表現を聞くことがあり、今では自分で使うことすらあるようになりました。
「I got you.」に代表される、日常生活でよく使われるこれらの言葉を日本にいながら身に付けることは難しいと感じています。
その理由は、実際にネイティブが何度も何度も使っているのを見て、「このタイミングでこの表現を使うんだな!」と感覚的に学ぶことも必要であるためです。
たとえテキストや英語系ユーチューバーがこのような表現を紹介していても、実際にネイティブが使っているのを見ないと、自分がどのように使えるのかを把握することは難しいと思う、というのが率直な感想です。
(表現を知ってさえいれば、聞き取って理解することは可能だったかもしれませんね)
一方、大学の授業ではどうだったかというと、これがチームメイトとの会話より断然聞き取りやすい!
想像すればわかることかもしれないが、大学の教授の話ってなんだかゆっくりなイメージありませんか?
少なくともサッカー部内の若者の会話よりはゆっくりなはず。
とは言っても、パーセントで言うと40%~50%くらいはなんとなく理解できるという状況。大学の授業を英語で受けているわけなので専門的な単語が出てくると理解できなくなってくる、ということは想像できるかと思います。
ここに対しては事前に専門用語は調べて、覚えてから授業を受けるなどの対策が可能です。(これからの授業はそうしようと思います笑)
TOEICのリスニングで495点中445点をとっても、全く使い物にならないということがこれでお分かりいただけたと思います。
いかにTOEICが英語学習者向けの、非実用的なテストかということがよくわかりました。
人間だれしもこのような経験をしているうちに、人と会うことや、授業に出ることが徐々に負担に感じてくるものです。日本に帰りたいなんて思うこともあり、ホームシックになりかけていました。
(何をホームシックとするかについては人それぞれだと思いますが、僕の場合はギリギリなっていないということにしておきます。)
楽観的で強気な大学生Ryoですが、ホームシックになりかけ、当時は気合を入れて日々を過ごす必要がある、そんな時期もありました。
こんな感覚で留学の初期を過ごしていましたが、時の流れは早く、現在は6か月目に突入しています。
慣れとはすごいもので、練習に行ってチームメイトに会うことや英語でメールのやり取りをすること、英文を読むことなどに抵抗がなくなったり、格好をつけて「I got you」を使うなんてこともあります。
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ここまで読んでくださっている方は僕の英語力が現在、どれほどまでに成長しているのか気になっていることと思います。
今回の記事はここまでとして、次回は5か月間をアメリカで過ごしたTOEIC805点取得者の英語力がどれほど伸びているのか、また「留学に行くと英語ペラペラになるの?」と言った定番質問にも僕なりに答えてみたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
では、また。
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