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『BOSTON』ボストン 僕の洋楽愛聴盤vol.45


理系のロックミュージシャン

ミュージシャンというと何となく文系のイメージがするのは私だけでしょうか。ボストンのリーダー、トム ショルツはマサチューセッツ工科大卒業のエンジニア。ギターやアンプを自作するといった事までやってのけ、あらゆる楽器にも精通し、自分一人でなんでも作ってしまうという凄い人なのです。

94年がボストンとの出会い

1994年にボストンは4thアルバムの「Walk on」をリリースし、そこからI Need Your Loveというヒット曲が生まれます。


当時高校生だった僕はその美しいギターの音色に感激し、過去作品も聞いてみようとショップに急いだのでした。

18年で4作

そこで驚いたのが過去作品の少なさ。ベテランと聞いていたのに、これだけしかないの??
まあ、いっか。とりあえず1stから聴こうと思い手に取ったのが本作です。

まず驚いたのが音の美しさ。90年代当時に70年代の音楽(本作は1976年リリース)をCDで聴くとどうも音に奥行きがなく、古臭く感じたものでした。

美しいギターサウンド🎸

しかし、この作品は良い意味で70年代っぽくなく美しいギターサウンドに満ちていました。2曲目のPeace Of Mindでのギターのハモリなど口元弛緩気味になる美しさ!

計算し尽くされたその音楽は、エンジニアのなせる技なのでしょうか。
トムはその職人的拘りからか、レコード制作は超マイペース。それが18年で4作という結果に繋がったと思います。
是非この美しい音楽を未聴の方は是非!


プロフィール

ボストンは、1970年代にアメリカで結成されたロックバンドです。彼らの音楽は、ハードロック、プログレッシブロック、ポップロックの要素を組み合わせた独自のサウンドで知られています。ボストンの代表曲には、「More Than a Feeling」、「Peace of Mind」、「Don't Look Back」などがあります。

ボストンの音楽は、強力なギターリフ、メロディアスなボーカル、豊かなハーモニー、テクニカルなギターソロなどが特徴です。彼らは初期のアナログ録音技術を駆使して、緻密なサウンドを作り出しました。特に、ボストンのデビューアルバムである『ボストン』(1976年)は、音楽史上でも最も成功したデビューアルバムの一つとして評価されています。

その後も、ボストンは数々のアルバムをリリースし、成功を収めましたが、メンバーの変遷やリーダーであるトム・ショルツの厳格な制作スタイルなどの要因で、活動は一時的に停滞しました。しかし、彼らの音楽は数十年にわたって愛され続け、今でも多くの人々に影響を与えています。

ボストンの音楽は、メロディアスでポジティブなメッセージを持ち、聴く人々に力強さと希望を与えることで知られています。彼らの楽曲は、時代を超えて人気を博し、クラシックロックの一部として認識されています。

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