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ハ長調の名曲

久しぶりに音楽編もやらねばと思い筆を執る。
初めての人向けに説明すると、このシリーズは、言うなれば僕の好きな音楽を紹介していくだけの回となっている。笑
ただ毎回適当に紹介してリンクを貼るだけではつまらないので、キー(調性)ごとに楽曲を選び、アーティストもなるべく被らないようにして、その楽曲の魅力を伝えていきたい。そのつもりでやっている。

今回チョイスしたのはハ長調、いわゆるCメジャーキーである。最もシンプル・ポピュラーであり、何の変哲もない、演者にとっても最も演奏しやすい、いわば「みんなのお友達」ともいえるキーだ。
しかし逆に言えば凡庸であり、これでいい曲を作るのは意外と難しい。実際にCメジャーの楽曲はそこまで多いわけではなく、そのシンプルさとは裏腹にミュージシャンは積極的には選ばないのかもしれない。

そんなCメジャー、ハ長調だが、選曲にあたり思い出していると、結構いい曲が多いことに気付いた。今回は全部で4つ紹介していく。
それではどうぞ!



①MajiでKoiする5秒前/広末涼子

広末涼子がかわいいのはとりあえず横に置いといて。
この曲自体かなりいい。シティーポップのイメージが強い竹内まりやがこんなにキャッチーで可愛らしい曲を書くなんて、やっぱりさすがだよね。

曲の可愛らしさ、歌詞の可愛らしさが広末涼子の可愛らしさとマッチしすぎてたまらない。個人的に好きな歌詞ワードは「おへそ」「かに座の女の子」、そして要所要所で繰り返される「1,2,3,4,5」の囁き声(オッサンの方ではないよ)。

イントロと2サビ後のコード進行も好き。わくわくするような楽しいリズムに乗って、早く次が聴きたくなる。編曲も素晴らしいのだろう。

こういう歌を聴くと、「昔の音楽っていいなぁ」と思えてくるのだ。今の音楽が悪いわけじゃないけど、わかるかなこの気持ち?


②DRIVEに連れてって/今井美樹

至極の名曲です。とりあえず聴いてほしい。
これ以上ドライブにぴったりな曲はない。サンルーフの車に乗り、爽やかな風を頬に受けながらハイウェイを疾走している、そんなイメージが脳裏に浮かぶ。

この曲はメロディ、歌詞、歌唱、演奏、アレンジ、どこを切り取ってもハイクオリティ。音楽聴くの好きな人なら特にそう思うかも。イントロから既に風格の高さを感じる。ギターのカッティングひとつ取っても繊細で精密なピッキング、音と音の間の余白から生まれるグルーヴが本当に気持ちいい。

ボーカル・今井美樹の透明感ある美しい歌声も曲にぴったりはまっている。説得力しかない。色々と凄すぎて何で??と思ったら、何とこの曲の作者は布袋寅泰、今井美樹の夫である。代表曲「PRIDE」も手がけた。2つとも曲の系統は近いかもしれないけど、ここまで美しくお洒落な曲を書けるとは。どうしてもBOØWYやCOMPLEXのイメージが強いので。

曲のクオリティの高さを考えたらもう少しヒットしてもいいのにと思うが、知る人ぞ知る隠れた名曲としてひっそり愛され続ける方が、この曲には合っているように思う。本当に美しい。ため息が出るほどに。


③月影/斉藤和義

僕が敬愛するロックンローラーの一人、斉藤和義の隠れた名曲。代表曲「歌うたいのバラッド」が入った1997年のアルバム「Because」収録の一曲。

彼はロックな楽曲もめちゃくちゃかっこいいが、こういうフォークっぽい曲も味わい深くていいのだ。歌詞はどことなく哲学的だが、全体的にサラッと作ったという印象かな。とにかくいい。この一言に尽きる。

「変わったもの 変わらないもの すべては胸の中に」
この歌詞が好き。


④RISE/CRCK/LCKS

まず曲名とアーティスト名をちゃんと書こう。笑
曲名はRISE。アーティスト名はCRCK/LCKS、これで「クラック ラックス」と読む。ファンは略してクラクラと呼んでいる。
バンドメンバーはそれぞれ多彩な音楽分野で活躍しており、各々の演奏技術の高さだけで既にすごい。特にドラムの石若さんはやばいです。笑

この曲も僕個人としてはかなりの隠れた名曲という位置づけである。めっちゃいい曲なのに世間的には全然知られていない。そんな勿体ない曲。

これもとりあえず聴いてほしいな。
何だか一本の映画を観たような、そんな気分になると思う。


【まとめ】
全体的に隠れ名曲っていうテイストの曲が揃ったかな。
一度聴いたらすぐ覚えるようなインパクトや瞬発力の高さには欠けるかもしれないが、僕はこういう心にじんわり染み渡っていくような曲も大好き。その方がずっと忘れない。

個人的にはスピッツの「魚」という曲も入れたかったが、ますます長文に+説明臭くなりそうなのでカット。笑
アーティストも被ってしまうし。スピッツはいい曲多すぎなんだよ。
スピッツ特集第二弾やろうかなぁ。気が向いたら。


今宵はここまで。

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