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変イ長調の名曲

よっしゃ。来たよ。何だかんだ、このコーナーを一番楽しみにしているのは僕かもしれない。

今回選択したのは変イ長調。ラ♭を主音とするメジャーキーである。僕的にこの調は、暗いけど明るく温かい、そんなイメージ。暗いけど暗くないみたいな。どう例えたらいいんだろう。お布団の中とか?w

今回選んだのは、偶然にも全て2010年以降の最近の曲ばかり。でも渾身の名曲を揃えてきたつもりなので、ご堪能あれ。


①RAIN/SEKAI NO OWARI

大好きな曲。高校生の時にバンドでカバーしたこともあって、思い入れは大変強い曲。カラオケでも十八番。
何がいいかってわざわざ言葉にするのもあれだけど、本当に美しい曲だよね。メロディーライン、歌声、歌詞、バンドサウンド、セカオワ随一の名曲だと思う。映画館で聴けた人はみんな涙しただろうな。

印象的なのはBメロや2番サビ後の間奏で流れている神秘的な音色の楽器。ハンマー・ダルシマーという楽器だそうだ。よかったら検索してみて。


②沈丁花/DISH//

DISH//という名前は知っていたし、君の膵臓をたべたい(北村匠海くんが出た映画)も見ていたが、その楽曲はほとんど聴いたことがなかった。こんないい曲あったんだってめちゃくちゃいい意味で驚いた。

どこか懐かしい雰囲気を纏った、でも明るく前向きな気持ちにさせてくれるアッパーソング。受験モノ?のドラマの主題歌として制作されたからか、歌詞も悩める受験生を鼓舞するような内容になっている。

にしても、いいよね。
『負けないことが本当の強さじゃない』
座右の銘にしようかな。


③くだらないの中に/星野源

ちゃんと紹介するのは初めてかな?僕、高校生の時かなり星野源にハマってたんですよ。それまでは親の影響で昔の音楽ばかり聴いていたので、自分から初めてちゃんと好きになった最近のアーティストが星野源だった。といっても、厳密には部活の先輩の影響なんだがね。笑

まあこの人もいい曲多すぎて、正直なところ一曲には絞れない。最初はこれとあと「Hello Song」「化物」「未来」で悩んでたんだけど、星野源の原点に近いのがやっぱり「くだらないの中に」かなと思って、この曲を選んだ。

MVはもうひとつあって、むしろそっちが先にアップされたんだけど、ライブバージョンのこちらは僕が星野源を好きな理由が詰まってるから、敢えてこっちにした。

弾き語りというのはそのアーティストの"本質"が最も表れる表現方法だと僕は思う。

「くだらないの中に愛が 人は笑うように生きる」

「僕は時代のものじゃなくて あなたのものになりたいんだ」

Lyrics by 星野源(2011)

ダイレクトに歌詞が届く。キュッとギターが軋む音さえ心地良い。素朴で温かいこの弾き語りは確実に僕の心を捕らえた。この人は、信用できると。直接話したことも関わったこともないのに、なぜか歌から人となりがわかる気がする。きっと面白くて、優しくて、人間味に溢れた人なんだろうなと。

最近の楽曲は難しすぎてちょっとついていけないけど、でも原点はきっと、この頃のままなんだろうな。どんなに売れて有名になっても、音楽を愛し、くだらないを愛している人だなとw
ガッキーとお幸せに。


④舞台の上で/松木美定 feat. 浦上想起

名曲シリーズの中でも今回は割と有名どころばかりが続いたが、最後は知る人ぞ知る名曲で締めよう。
この曲は大学の先輩から教えてもらった曲で、やっぱり人と音楽の話をするのはいいよなあと改めて思わせてくれた。

まさに舞台の上に駆け上がって軽やかに舞っているような曲調で、楽しいミュージカルを観ているような気分になる。
一応J-POPだが、曲全体を支配しているのはスウィング、ジャズのリズム。このゆったりした感じがとっても心地良い。とりあえず聴いてほしい。上の3曲をいいと思う人なら、たぶん気に入ってもらえるかな。

音楽的なところで個人的にすごいなと思うのは、3拍4連のメロディとサビの転調。
この曲は恐らく8分の6拍子で、普通はその拍に乗れるようにメロディをつけるんだけど、時々その掟を破ってくるというか。3拍(奇数)の中に8分音符を4つ(偶数)入れるという、面白いことをしている。遊び心を感じるね。

サビでは常に変イ長調からハ長調に転調している。変わり目は特に仕掛けはなさそうだが、めちゃくちゃ自然に転調しているので不思議。そしてハ長調のままフィナーレ。サックスソロもジャジーでいいね。


<まとめ>
今回も僕の大好きな名曲たちを紹介した。
読み慣れた人たちは、そろそろ僕の音楽の好みがわかってきたのではないだろうか。

それではごきげんよう。

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