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#46 Presents


「プレゼント」とひと言に言っても、沢山の種類がある。

カタチになっているものもあれば、形にならない贈り物もあるからだ。

さまざまな贈り物とともに、人それぞれの思い出と物語がある。

それが描かれているのが、この本。

自分が過去にもらったプレゼント、自分が大切な人送ったプレゼントを頭の片隅に思い浮かべながらお読みいただきたい。

私の気に入った文章を引用したい。以下↓

ねえ、たまたま席が近かったからにすぎない私たちが、なんでこんなに長い時間一緒にいると思う?それはね、きれいと思うこと、美しいと思いたいことが、みんないっしょだからだと私は思うんだよ。
いっしょにお弁当を食べたあの三年間で、たぶん、私たちはおんなじものを見てきれいだと思うようになった、だからいっしょにいるんだよ。汚いと思うものがおんなじでもこんなには仲良くならない。きれいだと思うものがおんなじじゃなければ、いっしょに時間を過ごすことなんか、できないんだよ。

#7 p118

温かい気持ちになれる1冊。

また再読したい。


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