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#38 記憶の森の魔女


はじめてこのお話を読んだ時、どんな不思議なお話?現実離れしたお話なのかな?と思っていた。
けれど、実際は認知症のおばあちゃんが一番幸せだった高校生時代を思い出しているお話。

それを森の中に迷い込んで知らない魔女や知らない世界で知らない人に襲われているような怖さという比喩で表現している。

実際にはないけれど、認知症治療薬が開発された設定のお話だ。そんな治療薬が開発されたらいいなという著者の願いが込められている。

認知症の人の感覚は全く未知の世界。完全に理解できるわけはないけれど、すこしは理解できたような気がする。

短編なので病院待ち時間で読了。


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