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実験写真日記その4 偶然性
写真の実験には多かれ少なかれ偶然性がつきまとう。
薬品や光など写真を構成する要素には完全にコントロールすることが難しいものが多く、未知の発見を求める実験にはなおさらだ。
他にも街を撮れば予期せぬものが写り込んでいたり、間違えてシャッターを押してしまったり(それが意外と良かったり)と枚挙にいとまがない。
作者が選んだ必然に世界が偶然を投げいれることで成立する写真は美しい。
それは共同作業と言える場
実験現代写真日記その3・フォトペインティング
写真は空間から任意の箇所を切り取り、フレームを与えることで構図を成立させる。
一方絵画においては、キャンバスという空間内に色を置いていくことにより構図を出現させる。
ではフォトペインティングの場合はどうだろうか。
フレームを与えられすでに成立している写真の上に絵の具を置いていくと、当然写真の構図は壊れていき、それは同時に新しい構図とイメージの生成過程でもある。
私がフォトペインティングについて興
実験日記みたいなもの
前からnoteを利用して実験日記つけようと思っていたことをやっと実行に移します。
ストレートフォトから大きく舵を切って現在の実験現代写真的な作品になってきたのは2018年頃から。
最初は50年くらい前に期限切れになった35mmネガフィルムを使用した作品を作りました。
この時に強く感じたのがメディウムや支持体がイメージに与える影響の大きさでした。
そこから期限切れポラロイド600を使用した作品を