実験写真日記その4 偶然性
写真の実験には多かれ少なかれ偶然性がつきまとう。
薬品や光など写真を構成する要素には完全にコントロールすることが難しいものが多く、未知の発見を求める実験にはなおさらだ。
他にも街を撮れば予期せぬものが写り込んでいたり、間違えてシャッターを押してしまったり(それが意外と良かったり)と枚挙にいとまがない。
作者が選んだ必然に世界が偶然を投げいれることで成立する写真は美しい。
それは共同作業と言える場合もあれば対立のような形をとる場合もあるが、いずれにせよ1人の作者と世界というも