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憲法#50 統治序論

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三権とは


→立法権 国会 法律をつくる
→行政権 内閣 法律を執行する
→司法権 裁判所 法律の是非を判断する

自同性とは
支配される者の意思と、統治を合致させること

行政国家現象

本来対等かつ均衡であるはずの三権だが、行政の役割が大きくなるに従い、行政に人員や予算が多く集まるようになり、権限も増している。それだけならいいが、行政において多くのことをするのは官僚などであるため、少なくとも選挙で選出されていない彼らが力をもち、行政を取り仕切る傾向が強まるのは昨今の懸念事項である。

政党国家現象

トリーペルの段階発展説によると、国民主権にかんがみて、私的な結社にすぎない政党が政権を奪取及び維持するのは不当だとして、当初は敵視され、無視される。しかし、次第に承認及び合法化され、憲法明記される段階まで進むこともあるとされる。日本はまだ三段階とされ、憲法上は結社の自由にて認容されているのみだが、政治影響力は当然高い。
なお、政権奪取及び維持のため行動している点において圧力団体とは異なる。

国民主権


→権力的契機
国民主権の本質を権力としてとらえると、代表を選ぶ権限がある者に限ることにり、直接民主制につながりやすい。また、代表者は命令委任と解釈される。

→正当性の契機
有権者から赤子まで、正当なものが民主主義に参加すると解釈され、間接民主制と自由委任が肯定される。

演習問題

次の設問に◯か✕かで回答せよ。

①自同性とは為政者とそれを選ぶ構成員が同じ方向に向かうべきとする民主主義のあるべき概念である。

→◯ 民法主義社会においては立法者や行政執行者を国民が専任するわけであり、自由委任であるとしても、政治的に同じ方向を向くのは当然の傾向となる。

②三権は均衡に抑制しあっているのが原則であるが、行政権の範囲が広範になり、それに伴い肥大化するようになった現代では、行政国家現象が懸念されることがある。

→◯ たとえば、立法は官僚立案した法律を内閣が議案として提出されたものがほとんどである。

③トリーペルの段階説によると日本国憲法は第四段階、すなわち憲法的編入がされたものと解釈される。

→✕ 第三段階の政党の合法化にとどまる。

④国民主権を権力的契機ととらえると命令委任や直接民主制につながりやすく、正当性の契機ととらえると自由委任や間接民主制を導きやすい。

→◯

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