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海外でコンプレインを言うササピー Vol.3

前回は、ワイキキでの話。リムジンを手配してもらったところまで書いた。
今回は、その続きである。
マルガリータちゃんに予約してもらったお店は、ホノルル・ゲータウェイ・ホテルに入っているニックス・フィッシュ・マーケットというレストランであった。
ワイキキ通りなんで、歩いても行ける距離であったが、リムジンは遠回りして楽しませてくれた。リムジンの室内には本格的なバーもあって、高そうなお酒が並んでいた。CHO氏は早速ブランデーをグラスに入れて味わっていた!ビックリである!全く遠慮の無い男である!

お店は予約してあったのですぐに席に案内いただいた。中々賑わっているレストランであった。皆でメニューを見ながら、
「あれも食べたい!」
「これも食べたい!」
「でも、量がねぇ~、こっちは量が多いからねぇ~!」
私はウエイター氏に相談した。
「ロブスターテールやクラム、グリルフィッシュなど色々食べたいんだけど、アラカルトで取ると量が多すぎて食べれないかも知れない、、我々色々食べたいけど、少しずつでいいんだよね!盛り合わせみたいに出来る?」
「OK!シュア!!」
とウェイターのG氏は何でもないよ!とばかりに引き受けてくれたのである。
そして出てきた料理は、とてもきれいに盛り合わせたロブスター、クラム、グリルフィッシュ、そしてホットベジタブル。まさに量も我々のイメージ通りのものであった。更に彼が薦めてくれたドライの白ワインがまた、素晴らしく美味しかった!
こんなに素晴らしいディナーは、初めて!というくらいに感激・感動であった。料金もリーズナブルであった。
日本に帰ってきてからも、あの感動は忘れることが出来ず、ササピーはG氏にお礼の手紙を出した。何としてもキモチを伝えたかったのである!
するとほどなくしてG氏から返信が届いた。
「こんなに喜んでいただいて私も嬉しいです!実は私は〇〇大学の学生でアーキテクチャーを専攻しています。ぜひまたいらしてください!」というような内容であった。
私はG氏はプロのウエイターだとばかり思っていたが、大学生だったのか!才能ある人は、何でもそつなく対応出来るんだ!と驚いたものである。

あれ、ササピー全然コンプレイン言わないじゃん?と思ったアナタ、これからですよん。
その翌年、今度は女房と二人でハワイへ出かけた。
今度は我々もハイアットに宿泊。部屋はクラブフロア。
マルガリータちゃんには。九谷焼のワインカップをお土産で持って行って渡すと、と~~ても、喜んでくれた!

そしてニックスへディナーへ!
あれっ?G氏いないし、、、
食事をスタートしたものの、何だか落ち着かない、、、
誰も我々を相手にしてくれないみたいな雰囲気で、担当もいるのかいないのか?次々違う人が来る。
そこでササピーは「ねえ君、このテーブルの担当って、あなたなの?次々違う人が来るけどどうなってんの?去年このお店来たときはG氏が対応してくれて、凄い良かったんでまた来たんだけど、今度は酷すぎるよ!」
「あれっ、ミスター、Gを知っているの?彼はボクの親友なんだ!少し前にレストランは辞めて就職したんだよ!サービスの対応が悪くてごめんなさい!お詫びにボクからデザートをサービスするよ!何がいい?」
というので、女房と相談して「クレームブリュレ」をお願いした。
出てきたクレームブリュレには、大きなアイスクリームまでのっかって、凄い迫力であった。
一期一会である。


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