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現実は小説より奇なり



雪がたくさん降って警報が出たり(学校休み)、何かと忙しい週だった。
今日は娘の塾の保護者会に。
スマホについて、塾が親に対策を施す時代になったのですね(笑)
いろいろアプリがあるらしい。
スクリーンタイムに制限をかけられる。
(大人も使ったらいい。)



『続・窓ぎわのトットちゃん』、やっと読めた。
(娘に学校の図書館で借りてきてもらった。)



トットちゃんの暮らしは、絵にかいたように優雅で幸せだったのに、(毎朝、バナナ(当時は高級品)を食べたり、銀座でアイスクリームを食べたり。)
戦争が始まって、配給でしか食べ物が手に入らなくなると、一日の食事が大豆15粒だけになってしまう。
ものすごい落差だ。



それでもまだ学校には通えていた。
物資は乏しくなってもみんななんとか生活している。
戦争って少しずつじわじわと日常に入り込んでくるものなんだ。
まるでコロナの時みたいに、自分からは遠い出来事だったはずなのにいつのまにかすぐそこに…
それでもトットちゃんの視点から語られるからか、悲壮感は漂っていない。
(まだ小さかったからかな…)
それからどんな時でも、持前の好奇心で何か面白そうなことやものを見つけてしまって、そちらに気がいってしまうからかもしれない。



だから、悲しいのに面白い。
泣いたり笑ったり。(読んでいる方もね)
戦後にトットちゃんが大人になって、NHKに受かるまでの経緯もとてもドラマティックだ。
そうゆうことって(わたしには覚えがないけれど)、時々誰かには起こっているみたい!
人生って面白いな。
不安や心配ばかりしがちな人にも(わたしもだけど)、いい特効薬のような1冊だ。



寒くてひきこもりがちだから、休日にはもっぱら読書や映画鑑賞(Netflix)、たまに散歩しかしていないんだな、わたし(笑)


もう一作、Netflixで「雪山の絆」を観て、こちらもすごかった。
アカデミー賞にノミネートされている。


こちらは結構苦しくなる場面もあるけれど、極限状態でも大切なのは、希望を失わないことや、生きようとする気力だと思った。
そして俳優さんたちがすごい。みんなどんどん痩せて…人相も変わっていく。

「現実は小説より奇なり」。
そんな言葉がぴったりの2作品でした。



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