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静かな森、小川糸さんについて

5月2日、仕事が終わり、夕方からキャンプ場へ。
いつものことではあるけれど、仕事や学校で疲れたのもあって、家族の中の誰かは、直前になり、「やっぱり、行きたくない」となる。
うちの家族だけなのかな?
そんなこと、ないですか?


キャンプには、結局みんなで行ったけれど(夫婦と女子4人の6人家族)、テント2つのうちの1つの骨を間違えて持っていき、私と三女は車で、夫に至ってはテントの横で寝袋に入り、そのまま寝っ転がる羽目になった。(テントには女子3人寝ているので、心配で離れられず←夫)


先日、夜行バスで、東京に行き、その後、身体の具合がよくなくて、懲りたはずなのに、ひと月もたたないうちに、また車中泊。
身体を伸ばして、布団の上で寝られる(当たり前のこと)のって、幸せなことだよな、なんてあらためて思った。


早朝に森の中を歩く。

緑がきれい


二羽のウズラと出会う。
今後、ウズラの卵、なるべく食べないようにしようと思った。なんとなく申し訳ないような気持ちになって…


夜に真っ暗な森の中を歩いたり、森の中で焚き火をしたり、川の水の流れる音をききながらのんびりしたり、早朝、鳥たちの鳴き声で目が覚めたりしていたら、小川糸さんの山小屋での生活のはなしを思い出した。


糸さんは、「糸通信」というサイトの中で、「てがみ」という日記の体で、不定期にご自身の近況を綴っている。
そこでは、数年前から、八ヶ岳の山小屋で始めた、1人と1匹(愛犬)の素敵な暮らしぶりを拝見することができる。
森の中で、ふと、糸さんの山での暮らしは、毎日こんな静けさに包まれているんだろうな、と想いをはせた。


今年のはじめに、糸さんご本人の口から、山小屋での暮らしのはなしを聞く機会にも恵まれて、(講演会)ご本人の佇まいも本当に素敵で、すっかりファンになってしまった。


控えめで、繊細な、たおやかな方ではあったけれど、ご自身のやりたいことを、どんどん実現していて、自由に生きている姿に、憧れた。


糸さんは、講演会にも、たった1人でやってきた。
身軽に気軽に。
図書館で働いていると、年に数回、有名な作家さんたちが講演をしに来てくださるけれど、(過去には、米澤穂信さん、大島真寿美さん、朝井リョウさんなど)1人でいらっしゃる方は、珍しい。
そんなところにも、魅力を感じて、ますますファンになった。


最近、特に良かった糸さんのエッセイ。


個人的にいちばん好きな小説

主人公のていねいな暮らしに憧れる。

小川糸さんは、ご本人の書かれる作品に出てくる主人公そのままのような方でした。

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