なぜ、医療ソーシャルワーカーを志したのか?(大学進学編)
高校3年次、就職氷河期が始まった。
高卒では、希望の就職先がほとんどない。
就職に強いと言われた専門学校でも、希望の会社への内定は、50人に1人と言われた。
大学に進学しても、知名度が低い大学では、企業の就職説明会には呼ばれることも少ない。
OBの講演会が、高校3年生向けに急遽開催された。
OBは、「150の企業に挑戦して、最後の150社目で内定を得た」と話していた。
希望の就職先どころではない。
大学の先輩が、企業の人事担当に「学歴で差別をしないで!!」と言ったら、「一流大学の学生は、一生懸命勉強して今がある。
三流大学のキミは、その人が勉強している間、別の何かに努力したの?」
と言われてしまった。
落ち込んでいた。
これは、ヤバいと思った。
同時期に叫ばれていたのが、高齢化社会到来
バブル崩壊を背景に、60でどんどん定年、年金暮らしが急増。
そして、病院通い。
高騰する社会保障費への警鐘であった。
何となくではあるが、長生きを「悪」にしたい時代で、そして、高齢者が増えることを感じる時代であった。
ある意味、高齢者=福祉であった。
福祉を学んでおけば、この異常な就職戦線で、少しは役に立つと思った。
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