わんこルート④ 最終章 🐕
2月は休みの日に雨が多かったのと
予定が詰まっていたので
1日も里山ハイクに出かけられなかった
3月に入ってやっと風も落ち着いてきて
来ました!ぽかぽかのお天気
午前中はやらなきゃいけないことを済ませ
お昼から山へ
そう、途中になってたわんこルートの続き
前回登ろうかどうしようか悩んでやめた階段から
いきますよー♪
途中まで進むとあれ?となる
これどこかで一度歩いてるな
と思いながら登っていく
最初の山の頂上らしき所に
男性が1人座って地図を見ていた
山の上に階段が残るその場所は前にも来た所だった
私がこんにちは、と声をかけると同時に
反対側からもう1人男性が来た
あれ、田中さん(仮)じゃないですか
あぁ、林さん(仮)こんな所で
挨拶を交わしているけどなんか変
え?ここで会ったんですか?
と聞くと
2人は笑って
一緒に来たんですよと言った
ペースが違うので
待ち合わせ場所を決めてそれぞれ登っているそう
ここがその待ち合わせ場所
そしてまた地図を見ながら
私はこっちに行くから
林さんははこっちでしょ?などと話している
あなたはお一人?と声をかけられ
1人です
このルートを歩いてて
とスマホを見せる
どうも林さんが目指す三角点というのが
わんこルートのしっぽの先のようだった
じゃそこまで一緒に行きましょうか
ということになった
別々になる前に写真撮りましょうということで
パチリ✨
林さんは歩きながらひたすら喋る
目指している三角点のこと
三角点はどういうものなのか
全国にどんなものがいくつあるとか
三角点のその前のものは日本に3か所しか残っていないとか
等高線のある地図を見ると
山の形が頭の中に3Dの様に浮かんでくるんです
とか
定年して夫婦で山登りされてる方達もいますけどね
と話し出し
若い頃は仕事ばかりして家のことも子どものこともせず
休みは天気が良ければ朝から山に登り
帰ったら疲れたと言って眠る
まあそんなでしょ?
今になっても
こっちがもう忘れたようなことを
いつまでも言われるわけですよ
自分のやってきたこと思えば当たり前なんですけどね
と笑う
向こうは娘たちも嫁に行って
自分の好きなことをしたいと言ってますしね
おもしろおかしく夫婦のことを話してくれるので
思わず笑ってしまう
この辺りの山は自然林で良い
植林のところも増えてきますからね
体を動かさないと
人間は楽な方楽な方へ行ってしまいます
定年して家でだらだらなんてしたら
あっという間にぶくぶくしちゃう
山は良いですよ
50年やってますけど飽きません
日々生活してると鬱陶しいこともあるでしょ
山の中に入ると忘れられるんですよね
私の前をザクザク歩きながらしゃべる林さん
探している三角点がありそうな場所に来た
この開けた場所に三角点は見つからなかった
林さんは少し藪の中に入って行く
ありましたよー
呼ぶ声の方へ向かうと四角い何かが土に埋まっている
初めて見た三角点
ここから測量したんだね
林さんが教えてくれたことの半分以上頭に残らなかったけれど
一等は80kgあるということは覚えてる
三角点を確認したので
田中さんとの待ち合わせ場所に向かう
待ち合わせ場所に着くと
ああ、林さんこんな所で
ああこんにちは田中さん
とお約束の挨拶を交わすお2人
田中さんはバーナーでお湯を沸かしコーヒーを飲んでいた
林さんも飲みますか?
とまたお湯を沸かし始める
私にも声をかけてくれたがコーヒーが飲めないので
感謝だけ伝えお断りした
地図をまた見ながらお2人はコースの相談
私はわんこルートなので
ここでお2人とはさよなら
途中でもしかしたら会うかもしれないし
会わないかもしれないし
これも一期一会だね
なんて話しながら
お2人と別れる
途中の山頂で休んでいた田中さんと遭遇
あ、田中さんじゃないですか、こんな所で
と声をかけると笑って
ああこんにちはお久しぶりです
と乗ってきてくれた
もう一度田中さんにさよならをして1人山をくだる
なだらかになってきたので
くだりながら撮ってみた
撮りながらなので転ばないように必死なのが
伝わるかな
最初は胴体をまたどこかでぶった斬って
後ろ足くらい残るかなぁと思っていたけれど
おじさま達との出会いのおかげで
わんこルートが完成✨
わんこルート完成できて良かった
完成したことを書けて良かった
会ったおじさま達に
大山と雨乞山にも登ると良いよ
と言われたので
次はその辺りに行こうかなと思う
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