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詩「ページの最後の街」書きました。

ページの最後の街


しん、と雫が私の中に
ひと粒落ちた
消えかけた存在を
初めて認めてくれた人だった


冬が深まる頃、私は
現実をまるごと捨て去りたかった
優柔不断で鈍感な蝶に
追い詰められて、
思い切って
創作の海に飛び込んだのだった


プラチナを眺めることなく
紙切れ一枚を
必死で欲しがっていた時期が
忌々しくて
夢見た脳を捨てて
煌めいた言葉の海に夢を託したのだった


海に潜って揺蕩っていた
その時、
貴方と出会った


濁り切った脳内が、表現で踊る
身を削った言葉が、
堰を切ったように溢れてゆく
貴方は私に喝采を送ってくださった
人生で初めて貰った花束だった


貴方がこの街からいなくなると
知った時から
雫の静寂が、今でも胸に広がり続けている

もしこの世の願いが叶うなら
ちぎれた蝶に別れを告げて、
この街の宝箱と向き合っていきたい

貴方が教えてくださった、
創作という宝物とともに








2024.7.5 更新



<あとがき>


この詩は、本日急遽書いた作品です。
創作時間は1時間ほどですが、
今までの感謝の気持ちを込めて
拙いですが書きました。

この街で貴方に出会えて今の私がある。
noteがあって良かった。

ただそれだけお伝えしたくて、
心を込めて書かせていただきました。

noteで創作はこれからも続けていきます。
皆さまと貴方に、感謝の気持ちを込めて。


みゆ




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